俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

あなたはパートナーの事をどの程度理解している?

俺達の年齢になると、サラリーマンの場合は定年、自営業者の場合は、後継者選びというものが現実化してくるよな。
まあ、俺の場合は、定年も後継者も考える必要はないからその分は気楽でいいかも知れない。


学校を卒業してから常に第一線で活躍してきた人が、ある日を境に第一線から退く。
若い頃は考えもしたことがなかったことが、もう目の前にまで迫っている。


毎日決まった時間の電車に乗り、そして、決まった場所へと向かう。そして、その場所には自分のデスクがあり、部下もいる。それが、決められた日からすべてなくなる。
自分の価値がなくなった様に思う人もいると聞いている。


専業主婦の人も、ある日を境に、今まで昼間は居なかった夫が家にいる。そう、24時間、ずっと自分のそばにいる。


さあ、そうなった時、夫婦間でお互いにどんな気持ちになるのだろうか。


普通は結婚した時には夫はすでに会社勤めをしていたはずだ。週末や祝日に一日中家にいるぐらいで、その他の日は、夫は会社へ行っていなかった。
それが当たり前と信じて疑う事もなかった。ごくごく自然なライフスタイルだった。


夫が第一線から退いて、「新婚時代に戻れた」と喜び合えるのか、或いはまた、互いに戸惑いだけで過ごすのか。それを決めるのは今からだ。今から退くその日を迎えるまでの夫婦としての在り方だと思う。


今までまともに夫婦の会話をしていなかった場合、退いたその日からはお互いにとって地獄の始まりになるかもしれない。
妻は夫の会社での姿を知らない。夫も妻の家庭での姿を知らない。
結婚して、互いが一番良き理解者になれると思っていたのが、実は、相手の事をほとんど知らなかったといういう事に気付くのかも知れない。これって、悲劇だよな。


俺は夫婦の会話が重要だと言い続けている。会話することで、相手を理解できる。
「何を言っても、今さらどうにもならない」とか「話をしたところ、相手はわかってはくれない」などという気持ちは捨て、互いに素直に、正直に、これからの人生について会話して欲しい。


サラリーマンの場合は、退職金が出るよな。その額は大体わかっているはずだ。だったら、夫婦で定年後の生活設計を立てて、許す限りの範囲で、もう一度新婚旅行に行くのもお薦めだ。
夫婦共通の趣味を見つける事も必要だろう。


自分にとっては一番大切なはずのパートナー。そのパートナーの事、あたたはどのくらい理解しているのだろう。今一度、その事を考えて欲しい。


もう一度恋愛時代の気持ちに戻って、相手の事を理解し合うことが重要だと俺は思うね。

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