俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

若手育成のために、シニア世代は泥を被ろうぜ。

「お前はまだまだ経験が浅いから」「今までの長年の経験から判断して、お前の企画はダメだよ」「若いなあ。読みが浅いよ」こういった言葉、俺達が新人の頃先輩からよく言われた言葉だよなあ。
「若い」「経験が浅い」と言われると、返す言葉がないよな。
時には「まだこの案件はお前には早い」と言われ、プロジェクトにさえ参加させてもらえなかったこともあるよな。


確かに経験は大切なことだ。何ものにも変えられない財産だろう。しかし、だからと言って、頭ごなしに「無理」「ダメ」と言われると、「チャンスも与えてくれないのかよ」と反論したくなるよな。


今の若い人は、チャレンジすることに臆病になったと言われている。でもさ、俺達の若い頃も同じようなことを言われてなかったか?新人類だとか、無気力無関心だとか、情熱が伝わってこないとか色々と言われていたよな。


結局は、言葉尻は多少変わっても、若いというだけで自分たちとは別の人種の様におもわれるってところは何も変わっていない様に俺は感じる。
でも、それでいいのかね?いつまでも同じことを繰り返していてはダメなんじゃないか。


俺達シニア世代で、この悪しき循環の流れを変えようじゃないか。


若い、経験がないからこそ、変に色に染まった人間よりも新鮮で斬新なアイデアが出てくるはずだ。多少、粗削りの企画であっても、その部分は俺達がフォローしてやればいい。
経験者だからできるフォローじゃないかあ。
最悪、その企画が失敗しても、失敗から若者が何かを学んでくれれば、それだけでも大きな収穫があったってことじゃないかなあ。


俺は、若いとか経験不足とかいう理由で若者の芽を摘み取ってしまうことには反対だな。
どんどん、若い人の意見を取り入れて、今まで社内で常識とされていたことを打破し、澱んだ流れを一新するのも今の時代には必要な事ではないかと思うね。


社長が社員、特に、若い社員との交流を取るために、若手社員とのミーティングや一緒に昼食を取ったりするという試みを行っている企業もあるようだが、正直、いきなり社長が来て、「今日は遠慮なく意見を聞かせて欲しい」と言われても、本音をぶつけられる若手社員などほとんどいないと思うね。
無難な会話をして、経営者はそれで満足してしまう。若手社員の意見も聞けたと思い込んでしまう。それは違うだろうと思うね。


毎月一回は、若手社員の企画を採用し、若手がリーダーとなって、プロジェクトを動かしていくということをやって欲しいね。
そうすれば、きっと、これからの会社が歩むべき方向性が見えてくると俺は思うね。


俺達がその流れを作るべきだよ。俺達ならば流れを変えることが出来る。
もちろん、流れを変える以上、多少の泥は俺達が被る覚悟はしておかないとな。若手育成のためにも、喜んで泥を被ろうぜ。


俺はそう思うけどなあ。

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