俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

部下の特性を見抜けない上司はすぐに会社を去れ

上司が部下を叱る時、愛情をもって叱っているのか、ただ単に、自分の感情に任せて叱っているのかで大きな違いがある。
愛情をもって叱るというのはどういうことなのか。今までの自分の経験から判断して、部下を叱り、「同じ失敗を繰り返さない様に」「部下の成長を望んで」という気持ちで叱っているのが、愛情をもって叱っているとおもっていないかなあ。
俺は、こういった叱り方は愛情をもって叱っているとは思わない。
では、どういった叱り方が愛情を持った叱りかたかってことだけど、俺は、本人の能力が十分に発揮せず、途中で諦めた結果、失敗につながった時に叱るのが、愛情をもった叱り方だと思う。
ここでも注意が必要だ。「能力が発揮できない」と「能力を発揮しない」とでは違う。「出来ない」場合には、その理由がある。意外と、会社や上司の縛りによって能力を十分に発揮できずにいることが多い。これは、本人を叱る前に、会社経営陣なり、幹部が自らを叱り反省すべきだろう。部下への責任転換はして欲しくない。


叱ることで部下が成長できると思っていないか。これは大きな間違いだ。部下によっては叱られることによって、完全に委縮してしまう人もいる。「俺は、私は、ダメな人間なんだ」と思い悩むタイプの人もいる。こういった人に対して叱ることは逆効果になる。叱るのはなく、じっくりと話し合い、一緒に問題解決に取り組む必要がある。


一つの失敗を叱り、同じ失敗をしないのならば誰も苦労しない。同じ失敗を繰り返してもいいじゃないか。そこから本人が何を学んだかで判断すべきだ。同じ失敗でも、詳細を分析すれば、最初の失敗よりも一歩でも成長した上で失敗したなら、それは意味がある失敗だっと思えばいい。失敗の尻ぬぐいは上司の仕事だ。


おいおい、そこまで部下に気を使わなければいけないのか。バカバカしい。と思っていないか。それは違うぜ。上司である以上、部下の特性を見抜けなければ、上司としては失格ってことだ。自分自身が動いて、業績を上げたり、仕事をスムーズに運ぶという事ではダメだね。自分は動かない。部下を動かす。そのためには、部下一人ひとりの特性を見抜き、適材適所で動かし、叱り方、褒め方にも工夫しなければならない。
それが出来ない様では、部署の責任者とは言えないし、部下を使う資格などないと思う。


部下の特性を見抜けない様な上司では、時代の流れを先取りすることも出来ないし、お客様の気持ちなど理解出来ない。そんな上司はすぐに会社を去るか、降格すべきだな。


企業は人なりっていう。人を使う側の立場に立った時、如何に、人の心を把握できるかが勝負だよな。


俺はそう思うけどなあ。

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