俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

相違が創意を生み出す

自分と意見の違う人間と付き合うというの疲れることだ。しかし、何故疲れるかってことだよな。それは、人間の弱さ、ワガママさ、そして、自分が可愛いという感情があるからじゃないかなあ。


確かに、自分と同じ意見の人間同士が集まっていると心地よいものだ。まあ、プライベートでならそれもいいだろう。しかし、仕事という戦場では、同じ意見同士が集まる、仲良しクラブは命取りになることもある。
そもそも人間、まったく同じ意見と言うような事は起こり得ないと俺は思っている。昔から「十人十色」って言うじゃないか。生まれた場所も、年代も、育った環境もまったく違う者同士、まったく同意見なんて有り得ない。多少のズレはある。そのズレが、自分の中での許容範囲か否かで、「付き合いやすい人」「付き合いにくい人」というラインを勝手に決めているだけの事だ。


重要なプロジェクトなどを行う時、正反対の意見を持つ者同士を必ずチーム内に置く必要がある。仲良しクラブでプロジェクトチームを立ち上げると、必ず失敗する。
相違する意見がぶつかり合い、そこから新たな見解が生まれる。それこそが、新しい商品の開発にもつながるし、新しい営業戦略にもつながる。
さらに言うなら、執行部にも同じことが言える。社長のいう事に「YES」とだけ答えるような幹部はさっさと降格にすることだ。相手が社長であっても、自分の意見を率直に述べる事が出来環境も必要だ。例え、その意見が社長の考えと相反していてもだ。


今の時代、新しいものを生み出すというのは非常に難しい時代になっている。
故に、意見をぶつけ合うことが必要なのだ。そのためにも、日頃から、自分とは違う考えの人間との付き合いにも慣れておく必要がある。アレルギー反応を示してはダメだ。
自分の中の許容範囲という壁をぶち破ることが出来るのは、自分しかいないのだから。


まあその分、プライベートでは気の合う人間同士で付き合えばいいんじゃないか。


相違する意見をぶつけ合ってこそ、新しい創意が生まれる。相違が創意を生み出す。


俺はそう思うけどなあ。

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