俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

美味いコーヒーをどこで飲むか。やっぱり和室だなあ。

俺は酒が飲めない。若い頃は無理して飲んでいた時期もあるが、元々、酒の美味さが判らないし、美味いとも思わない。
その分、無類のコーヒー好きだ。コーヒーならば何杯でも大丈夫だ。コーヒーを飲んだからといって、夜、眠れないという事もない。


台湾に来てからも美味いコーヒーを探していたが、昨年、「これこそ本当に美味いコーヒー」という豆に出会った。馬太鞍(マータイアン)コーヒー豆。
無農薬栽培の豆で、化学肥料も一切使っていない。台湾のコーヒー豆は全体的に味がボンヤリしているのが多いが、馬太鞍コーヒーは味もしっかりしているのに、カフェインが僅か7%。台湾人でも知らない人の方が多い馬太鞍コーヒーだが、その理由は、大量生産が出来ないため。オーナーのこだわりで、煎り立てのコーヒー豆=新鮮なコーヒー豆しか出荷しない。豆の乾燥も自然乾燥。一度飲めば、他のコーヒーが飲めなくなる。
驚くのは、冷めても味が変わらないという点。普通は、冷めれば酸味が強くなるが、一切、味が変わらない。だから、アイスコーヒーでも美味しく飲める。


世界中のコーヒー豆のほとんどが、農薬、化学肥料を使用しているらしい。(馬太鞍コーヒー農園オーナーの話)台湾産の他のコーヒー豆も、実際の栽培量よりも出荷量の方が多い。その謎は、台湾産コーヒー豆(台湾西部の有名なコーヒー豆)に、ベトナム産を混ぜているからだそうだ。


「日本では買えないのか?」という質問を時々受けるが、日本では鎌倉市の「鎌倉茶寮」で購入できる。実際に飲むことも出来る。通販もやっている。
値段はそれなりにお高いが、その価値があるコーヒーだ。コーヒー通の方には是非、試して欲しい豆。
(鎌倉茶寮の連絡先は下記を参考にしてくれ)


台湾コーヒー 花蓮コーヒー


俺が美味いコーヒーを飲みたいと思ったので、自宅の1階を珈琲館にした。
観光案内や執筆のための取材がない日にオープンするという、実に気まぐれなコーヒー館だ。これも今の俺の生き方にあっている。「このコーヒー館で絶対に儲けなければ」と思うと、疲れてしまうし、余計な投資も必要になる。
今回、コーヒー館を畳敷きにした。畳は以前の住まいで作ったもの。部屋の形が違うのは当然なので、まるでパズルを組むようにして妻と二人で畳を敷いた。
おそらく、花蓮で畳敷きのコーヒー館は他にないと思う。もしかすると、台湾でも数少ないと思う。


やっぱり日本人は畳だよな。和室は絶対に必要だと思う。心が癒される。最近は和室のない家も日本でも増えていると聞いたが、悲しいねえ。
畳の上に大の字になって寝転がると、「あー、日本人として生まれてよかった」って感じる。
子供達にも、和室の良さを伝えて欲しいよなあ。
夏に裸足になって歩く畳の感触も最高だ。


コーヒーの話から和室の話へと、かなり話が飛躍してしまったが、和室で飲むコーヒーって本当に美味いぜ。


日本人としての誇り、それは、綺麗な日本語、和食、そして、和室だ。


俺はそう思うけどなあ。

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