俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

餅つき禁止だって!!今の日本は、どこまでひ弱な子供を作り続けるんだ

日本の伝統、お餅つき。
俺も父親が生きていた頃は毎年年末になると家で餅つきをやっていた。
今、台湾の家にもその当時の石臼がある。日本から持って来た。


その餅つきが行政の指導で中止の危機にあるという。何でも、食中毒防止のためだそうだ。
昔から続く餅つきが、何故今になって食中毒の危険性があるから中止なんだ?


正に、今の日本のやり方だよな。問題が起こりそうなことにはすべて蓋をする。すべてを「ダメ」にしてしまえばそれで安心。違うだろう!!って言いたいよな。


餅を丸める時にノロウィルス等々の菌が餅に付着し、そこから感染するからという事らしいが、だからと言って、イコール中止か?


使い捨て手袋があるだろう。あれを使えば心配ないはずだ。
方法は考えればいくらでもある。しかし、大人は責任が自分たちに転換されては困るので、そういう時は「中止」とするのが一番楽なんだろう。
先日、俺が書いた、挨拶禁止のマンションも同じような事だ。


どうして最近の大人は常に安全パイだけを選ぶんだろう。もちろん、安全は大切な事だ。しかし、安全を確保する方法はいくらでもあるはずだ。


台湾ではすべての飲食関係者は、マスクと使い捨て手袋が常識になっている。この点は日本より徹底されている。
俺も今、自宅の一部を珈琲館として開放しているが、そですら、豆をミルに入れる際、使い捨て手袋を使用している。もちろん、計量スプーンを使うので、手で豆を触ることはないが、それでも手袋は必要だ。
使い捨て手袋が当たり前になっているから、使用していないお店には人が集まらない。


日本人は変なところに神経質で、肝心なところには鈍感な様に思う。


日本の伝統である餅つきを、大人の勝手な判断で、何の回避策も考えず、一方的に中止するなど、子供達から楽しみを取り上げるようなものだ。
俺は絶対に納得できないね。


このままでいくと、「魚は切り身で海を泳いでいる」「豚の絵を描かせると、パックに入った豚を書く」といった現象に続き、「お餅の絵を描かせると、真空パックに入った〇〇の切り餅」の絵を描くように子供はなってしまうかもしれないな。


でもさ、子供には罪はない。すべては大人の罪だ。その大人の罪のとばっちりが、子供達にいってる。


抵抗力がなくなり、運動能力も低下している今の子供を作り出したのは、俺たち大人なんだ。「今時の子供は」ではなく、「今時の大人は」なんだよ。


俺たちシニア世代から今の日本を変えていかないとダメじゃないか。このままだったら、本当に、これから何時、どこで発生するかわからない、様々な天変地異に日本人は生き残ることは出来ないぞ。


子供を強くするのも、ひ弱にするのも、すべては大人次第だってことだよ。


俺はそう思うけどなあ。

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