俺は台湾が好きだ。花蓮が好きだ。だから花蓮に住んでいる。

台北や台中、高雄に比べ、田舎だし、不便も多い。でも、だから好きなのかもしれない。

俺はが台湾と言う地とご縁が出来たのが今から３２年前。当時の台湾はまだまだ発展途上にあり、活気に満ち溢れていた。台北も今の様に便利ではなく、昭和３０年代の面影があちらこちらに残っていた。MRT（地下鉄）もなかった。

此の事は、少し前にもこのブログで書いたよな。

風景や街並みは変わっても、当時から言われている事で、一つだけ変わっていないことがある。それは、「台湾で日本人が生活するなら、台湾に住む日本人には気を付けろ」という事。この言葉を聞いて「納得」と思える人は、台湾生活で本当の苦労というか、本当の姿を見た人だと思う。

日本人は群れたがる。しかし、群れに入るためにそれなりの暗黙の掟の様なものがあり、それに従わないものは村八分に遭う。そして、群れに入らない人間を徹底的に攻撃したがる。

また、表向きと内心の差があまりにも大きく、上辺だけの付き合いに関しては天下一品。しかし、一歩裏に回ると、如何にして相手の足を引っ張ってやろうかと画策する。当然、ビジネスの社会では食うか食われるか。華僑の世界でも、ユダヤの世界でも、アラブの世界でも、どこでも同じ。しかし、日本人の場合、やり方が陰湿である。

その陰湿さにかけてはこれまた、天下一品。

台湾人の友人が「日本人は本音を言わない。顔は笑っているが、目は笑わず、頭を下げているが、心から下げていない。おだてに弱く、あなたが一番と言えば、すぐに喜ぶ」とよく言っている。見抜かれているのだ。

花蓮にも日本人は住んでいる。家族全員が日本人というのは、花蓮の移民局の人が言うには俺達家族だけらしい。ご主人が日本人の場合、奥さんが台湾人、特に、原住民、客家人という人が多い。結婚した経緯については俺の口からはあえて言わないが、想像はつくでしょう。想像してみて。

俺達家族も現地に住んでいる日本人には痛い目にあわされた。だから、俺達は今は日本人とは１人しか付き合いはない。

どんな痛い目に遭わされたか、興味ある人もいるだろうな。信じられない様な話なんだ。

此の事はまた、機会があったらゆっくり話すことにしよう。このことだけで、一冊の本が書けるほどの内容。

何故、日本人って互いに協力し合い、励まし合い、成長していくという事が苦手なのだろう。俺にはどうしてもそこがわからない。

ビジネスとプライベートの境目がはっきりしないのも日本人の特徴だよな。

折角、海外生活をしているんだから、もっと、国際的な感覚で生きていけないものだろうか。人のことなど、どうでもいいじゃないか。どうしてそんなに人の事が気になるんだろう。どうして、人とすぐに比べたがるのだろう。

家族が幸せなら、それで十分じゃないか。

日本人の人脈作りの目的も少し変わっているよな。すぐにビジネスに結び付く、結果が出る人脈を好む。まあ、そういった人脈も必要だろうが、それだけではないはず。

広い視野を持ち、なによりも一番大切なのが、「楽しい人生を送れるための生き方」をする事だ。

まあ、人の悪口を言ったり、噂話をしたり、人を誹謗中傷し、貶める事が好きなアホな連中も多いが、それも、心が病み（闇）、寂しいからだと思う、。だから、本当は好きなんじゃなくて、そんな自分が一番嫌いだと思いながらも、そうしなければ、自分の存在価値が見つけられないのだろう。可哀を想な人達なのかもしれない。しかし、だからと言って、同情する気はない。はっきり言って目障り。恥だ。

俺は日本は好きだよ。だって、俺は日本人だし、例え、台湾に住んでいても、あるいはまた、今後、どこかの国に住んだとしても、地球上、宇宙上で、俺は死んでも日本人だから。だから、日本人としての誇りは捨てない。

でも、一部のアホな日本人は大嫌いだ。この連中は、本来の日本人としての誇りを捨ててしまった日本人だから。あえて言うなら、偽物日本人だ。

今から百数十年前、台湾・花蓮の地に、台湾で初めての日本人移民村を作り、台湾の近代化に大きく貢献したのは、俺達と同じ、日本人だった。

原住民からの襲撃にも耐え、マラリアと闘い、石ころだらけの土地を開墾し、日本人として、台湾を日本国と信じ、５０年間、命がけで頑張って来たのが、俺達と同じ日本人なんだぞ。この人達の日本精神を、俺達は守り、伝承していかなければいけないはずなのに、どうして、今の日本人（台湾に住む）の中に、それが出来ない連中がいるんだ。恥だ！

楽しい海外生活を過ごそうぜ！！！人の事は気にせずに！！！