捨てる喜び、捨てきれない悲しさ
生きていく上で欲は捨てきれないものだ。だから人はよく、「欲深くならず、無欲で頑張れ」なんてことを言う。
俺は綺麗ごとを並べるのは好きではない。欲を捨てるなんてことは絶対に出来ない。欲があるからこそ、成長もするし、発展もある。
しかし、何でもかんでも欲を持つことには賛成できない。
時には欲を捨てることが大切だ。
知恵のある者は捨てることの意味を知っている。捨てる事が出来れば得るものがある。捨てることが出来れば無限の歓びを得ることが出来るということを知っている。
逆に欲ばかりに走る人間は欲を捨てることが出来ず、結局は心を余裕、安らぎを失ってしまう。
欲とは本当に魔物だ。欲に支配されてしまうと人間も終わりだな。欲を支配できるように、すなわち、欲を上手くコントロールできるようにしなければならない。
目標をもって生きる事は大切だが、その目標を欲と勘違いしてはいけない。
矛盾しているようだが、欲は持て。でも、持ちすぎるな。追い続けるな。
俺はそう思うけどなあ。