俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

台湾の人から「ありがとう」と言ってもらえた歓び

今回、地元新聞で俺の著書「花蓮歴史街道の旅1」が紹介されたが、その後、大勢の台湾人の方々からメッセージや電話を頂いた。知り合いの台湾人のみならず、知らない人からも電話を頂いた。
その内容は「花蓮に関心を持ってくれてありがとう」「花蓮の歴史を紹介してくれてありがとう」というもの。さらには、「本を購入したいが、手元に本を持っていますか」というもの。その理由は、「自分の花蓮の歴史について独自に研究しているのだが、是非、参考にさせて欲しい」というもの。もちろん、日本語の話せる方だ。


台湾の方から「ありがとう」と言ってもらえる事は本当に嬉しい。と同時に「こちらこそ、ありがとうございます。日本の当時の歴史をここまで守り保存してくださっている皆さんがいらっしゃったからこそ、この本も書くことが出来ました」という気持ちだ。


日本国内ですら忘れ去られようとしている、そして、負の遺産として蓋をしてしまっている歴史を、台湾の、花蓮の人達は、守り続けてくださっている。


今回、大勢の台湾の方々からご連絡を頂いて、改めて感じた事は、「台湾の人達、花蓮の人達は本当に日本人の事を愛してくださっている。日本時代の歴史を大切に思ってくださっている。にも拘らず、肝心の日本人は、学校教育でも、社会人になってからも、テレビ番組にしても、台湾の日本統治時代の歴史についてあまりにも無関心過ぎる」とういう事だ。


俺はいつも言っているが、今の友好的な日台関係。ほとんどの人が「台湾は親日派の方が多い」の一言で済ませているが、では、何故、友好的な関係を築けているのか。その事をきちんと認識しておかなければいけないのではないだろうか。
この事を認識してこし、今の友好的な関係が未来永劫続くのではないかと思う。
そのためには、現地へ赴き、自分の眼で、肌で台湾に眠るもう一つの日本の歴史を感じて欲しい。特に、日本人移民村発祥の地である花蓮へ来て、しっかりと感じて欲しい。


俺も今回、今まで以上に花蓮に関する情報を発信していかなければならないと痛感した。


有名な観光地を巡る旅もいいが、台湾に何度も来たことのある人は、そろそろ、目線を変えた旅をして欲しいなあ。


俺はそう思うけどなあ。

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