俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

最適な環境を与えるためには、まずは、上司(親)がしっかりと成長しなければ

よく「如何にして部下を成長させるか」という言葉を耳にする。俺はこの表現は正直好きではない。だって、人は自然と成長するものだ。誰であっても、生きてさえいれば成長はする。
大切な事は「成長させる」ではなく、「成長出来る環境を作る」ということではないだろうか。


上司が部下を「成長させる」と思っている限り、その部署は思っているほどの成績は挙げれないと思う。人間には各人の個性があり、能力がある。同じ能力の人間など存在しない。長所もあれば短所もある。
上司は部下を成長させるのではなく、自分自身を成長させ、そして、部下の特性をいち早く見抜き、各人の能力が十二分に発揮できる環境を整える必要があると俺は思う。


全てを横一列に並べる事など無理なんだよ。秀でた奴もいれば、劣る奴もいる。でも、劣る奴も別の事では恐ろしく才能を発揮する事もある。
それを上司が如何にして見抜くかが勝負だと思う。


人を育てるなど、そんな大それたこと出来るだろうか。自分の子供を育てるだけでも親は常に手探りなのに、他人の、しかも、大人を育てるなど、俺は出来ないと思っている。
育てるのではない。成長させるのでもない。重複するが、人は勝手に育ち、成長する。
だからこそ、その育つ過程、成長する過程の環境というのはとても大切なんだよ。


畑に種をまく。水と肥料さえ与えていれば、一応は植物は勝手に芽を出し、育ってくれる。問題は、如何にして元気で、そして大きな花、大きな実を実らせるかは、よく手入れされた土壌、適量の肥料、水やりの頻度、除草といった植物が育つ環境を最高にしてやることが必要だ。
それと同じだよ。
水と肥料=仕事と給与だけを与えていても、大きな花を咲かすことは出来ないし、まして、大きな実を期待する事も出来ない。


環境だ。職場環境。子供なら家庭環境だよ。


最適な環境を与えるためには、まずは、上司(親)がしっかりと成長しなければ、部下(子供)には与えられないのではにだろうか。


俺はそう思うけどなあ。

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