俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

濁流の中を必死に遡上し続けている人生に乾杯!!

子供達は自分の夢に向かってそれぞれが自分の道を歩み始めている。
自分の夢を実現するために親元から離れ、自分の居場所を見つけている。


子供が帰ってくると、時間の経つのも忘れて話し込み、毎晩のように夜更かしになるが、でもやっぱり楽しいものだ。
そして、楽しい時間はあっという間に過ぎ、子供はまた、自分の居場所へと帰っていく。


駅まで見送りに行き、列車の扉が閉まり、必死に手を振る子供。それに応えるようにこっちも手を振る。遠ざかっていく列車を見送り、妻と二人、誰もいなくなったホームを歩く。
この瞬間は本当に寂しいものだ。そして、この瞬間、親というもののさみしさを感じる。


子供を見送った後、あっという間に過ぎた時間を思い出すように、妻と二人で必ず立ち寄るカフェ。


二人きりの生活。それはそれで楽しいものだ。まだ俺たち夫婦は50代。多少、身体にガタはきているが、それでもまだまだ先は長い。


妻とコーヒーを飲みながら、これからの人生について話をする。


今の俺にとって、これからの3年間は、この台湾でやってきた事の集大成だと思っている。今までは「やりたい」という思いで頑張ってきたが、これからの3年間は「やり遂げる」に変わる。


3年後、俺たちがどこで、何をしているのか。誰にも分らないことだが、俺たち夫婦には目標がある。3年後の目標を実現するためにも、今は前だけを見て進んでいかなければ。


56歳にもなって、「夢だ、目標だ」と言っているのはおかしい!と言う人もいる。
まあ、言いたい人は勝手にそう言ってればいい。大きなお世話だ!という感じだ。


俺たち夫婦は常に前を向きながら、「今日を楽しみ、明日を喜ぶ。日々、感謝」をモットーに生きている。


これまでの人生、決して平坦ではなかった。濁流流れる川を必死に遡上してきたような人生だった。心身ともにボロボロになりながらも、遡上は諦めなかった。
人はそんな俺たちを見て、笑い、馬鹿にする人もいた。その反対に、必死に応援をしてくれる人もいた。
俺が遡上を続けられたのは、愛する妻がいて、子供がいたから。妻が遡上を続けられたのも同じだ。
俺たちの必死に諦めず遡上し続けている姿を、子供達がどのような思いで見つめ、何を感じてくれているのかはわからない。


でも、親として子供に残してやれる最高の財産は、俺たち夫婦の生き様だと思っている。


俺たち夫婦はまだまだ先を目指して遡上を続ける。先はまだ長い。でも、妻となら、これからも一緒に遡上し続けられる。


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