俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

何故、耳と目は二つで、口は一つなのか?

ある人物が俺に言った。「私の人生、今まで本当に波乱万丈の人生でした。」この言葉を聞いて俺は思った。「波乱万丈でない人生ってあるのかな?」ってね。


外から見れば何の悩みもなく、順風満帆に見える人も、実は色々な悩みを抱えているし、一気にそこまでたどり着いた訳じゃない。


皆、色々な悩みを抱えて生きている。生きるってこと自体が悩みとの闘いの様なものなんだから。


「自分だけが不幸だ」なんて思ってる奴がいたら正直、ぶん殴ってやりたいよ。自分が不幸だと思えている間は、まだまだ不幸なんかじゃない。本当に不幸というものにぶつかった時は、自分が不幸だなんて考えている暇もない。余裕もない。


今もしも「自分は不幸だ」と思ってる人がいたら、「不幸だと思うえるだけの余裕が自分にはまだある事を喜ぶんだな」


ところでさ、人の顔って面白いよな。耳は二つ、鼻の穴も二つ、目も二つ、でも、口は一つ。これはある僧侶の方から聞いた話だが、耳が二つあるのは、しっかりと物事を聞き分けるために二つある。鼻の穴が二つあるのは、香りを十分に楽しむためにある。目が二つあるのは、しっかりと物事を見極めるためにある。口が一つなのは、己の言葉に責任を持つため。


本当にそうだよな。口は使いようによっては恐ろしい武器になる。嘘をつくのも口。悪い噂をするのも口。この様な口の持ち主は、自分の口に責任を持っていない連中だ。


そして、さらに大切なのは、二つの耳と目だよな。人の噂を鵜呑みにするのは、二つの耳と目がきちんと機能していないってことだよな。


人に対して、競争心を持つことはいいことだが、その競争心が違う方向に進んでしまうと、人を陥れたり、騙したりする。


騙すと言えば、欲深い人間は、すぐに人に騙されたと騒ぐよな。例えば、出資。
出資金というのは、日本でも台湾でも戻っては来ない。しかし、出資先が成功すれば、高い利益を得ることが出来る。ハイリスク・ハイリターンが出資。
欲を出してそのハイリターンを狙ったにも関わらず、相手が失敗すれば「騙された」と騒ぐ。おまけに出資金を返せと騒ぐ。
それで出資金が返ってくるんだったら、誰でも出資はするよな。


人間である以上、欲はあって当たり前。でもさ、欲深いのと欲があるとは大きな違い。
それに気づいていない人も大勢いるよな。


まあ、いずれにしても、人の言うことを鵜呑みにはしない。これが俺の生き方。
悪く言えば、人のいう事など、信用はしていない。自分の二つの耳と目でしっかりと事の真偽を確かめるまでは、一切、信用しない。


最後に信じるのは自分の耳と目だけ。

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