俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

スーツにネクタイ姿で遊んでいる様に見える日本人

台湾の高齢者と会って、日本時代のお話をお聞きするというのも俺には大切な仕事。
インタビューした内容をまとめ、一冊の本にするためだ。


俺はいつも思うんだけど、台湾の高齢者は皆さん元気だ。80代後半でも自転車に乗ってどこへでも行くし、125ccのスクーターに乗ってどこへでも行く。


自転車やスクーターが難しくなると、電動カートに乗って出かける。


基本的に足腰は丈夫だ。よく笑い、よく食べ、よく飲み、よく遊び、よく寝る。
ストレスを一切ため込まないこともいい事なんだろうなあ。


その点、日本へ行くと、どうも日本の高齢者の方は元気がない。俺が感じるのは明るさが台湾の人に比べてないように感じる。


元々日本人って、世界から見たら根暗な印象が強い。遊び下手というか、休みの日の時間の使い方に慣れていないというか。


「企業戦士としてがむしゃらに働いてこられた高齢者の方々。戦争という辛い経験もされてきた。そのため、「遊ぶ」ことに不慣れなんだよ。」という意見を聞いたことがあるが、それは台湾の高齢者の方々も同じだ。
台湾の場合、日本人によって統治されていた時代を過ごされている今の高齢者の方々。
まったく、いや、それ以上に日本と比べると厳しい時代を生きてきた人達だ。


台湾経済も決して良いとは言えない。日本と同じ。


でも、台湾の人達は、遊ぶ時には徹底的に遊ぶ。遊び上手だ。
テーマパークなど行かなくても、自然の中で、本当に楽しそうに遊ぶ。明るく、元気に、楽しく遊ぶ。
同じアジア人なのに、どうしてこうも日本人と違うのだろうか。


日本人も真面目にやる時には徹底的に真面目にやって、遊ぶ時は童心に戻って遊んでほしい。遊ぶ時は多少、不真面目でもいい。
日本人が遊んでいる姿、何だか、スーツにネクタイして遊んでいる様に見える。


これから俺達も高齢者社会の仲間入りをする。だからこそ、俺達が楽しく、明るく、今の若者達に「あんな年寄りになりてー!」と思ってもらえるようにならないとな。

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