俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

「昔、苦労しました」でも、今は自分だけ輝いている社長。あんたは何のために起業し、何を残すために経営してるの?

「若い頃は苦労して、地獄も味わいました。お金が一銭もなくて、一日一食の生活もしてました」これって、よく、テレビや雑誌で成功者がインタビューに答えている回答だよな。


若い頃=創業当時ってことだろうけど、苦労して当たり前。経済的苦労したくなければ、定期収入が入るサラリーマンを続けていればいい事。
覚悟して飛び込んだ起業の世界。当然の試練であって、苦労なんかじゃない。
だいたい、こういった模範的な回答をしている企業家ほど、今は、バカにみたいな贅沢をしている。大邸宅を建て、いい車に乗って、いい服着て、宝石ギラギラで、家の家具もヨーロピアン調で、いい時計して、いい靴履いて。そりゃ、そんな生活を好む人にとっては天国の様な世界なんだろうなあ。


でも、俺は嫌だね。まあ、俺がそれほどまでに大金を手に入れる事はないかもしれないが、もしも今、宝くじか何かで大金を手に入れたら、やりたいことがある。


まずは、台湾に日本人移民慰霊碑、大東亜戦争花蓮空襲戦没者慰霊碑、花蓮神風特攻隊隊員慰霊碑を建立。


次に、日本の暖かい場所で無人島を買い取り、そこを動物王国にする。野良犬、野良猫を保護して、自由に、放し飼いで保護してやりたい。


そして、どこか田舎の山を購入して、そこの古民家で余生を過ごしたい。
毎日、好きな原稿を書いて、のんびりと過ごしたいね。


後は、妻と二人で旅行はしたい。行ったことの無い国に行きたい。


結構欲張りかあ(笑)


俺さ、嫌なんだよ。企業家としてやっていくなら、まずは、利益の還元は社員にだろうって思うんだよな。自分だけがギラギラと装飾品とブランド品で着飾るんじゃなくて、社員の生活を向上させてやることが経営者としての責務だと思うんだよな。
だってさ、企業も生き物だ。寿命がある。その寿命を少しでも長生きさせたいのなら、まずは、社員にとって過ごしやすい環境作りにお金をかけるべき。


事務所内も可能な限りオープンオフィースにして、日本独特の縦割り部署ではなく、横との連携、つながりが出来る環境を社長自らがお金をかけて作ってやるべきだよ。


よく、「お客様への利益還元セール」なんてやってるけどさ、そのセールで一番苦労するのは社員。残業も続くだろうし、準備にも相当の労力と神経を使う。その社員にまずは報いてやるべきだ。


まあ、金も地位も名誉もない俺が言っても、何の説得力もないだろうが、俺はそう思う。


俺達シニア世代の最も重要な責務、職務は、若い世代の人達に、夢と希望を具体的に持ってもらえる環境を作ること。「俺の、私の様に成りたかったら、日々、頑張りなさい」と、自分ばかりを輝かすのではダメ。
若い人を輝かすことが、俺達年代がやるべき事じゃないか。だってさ、今さら俺達が輝いても、その輝きには曇りが見える。でも、若い人が輝けば、眩しい輝きになるんだぜ。
それって、最高じゃないか。


抽象的な指示、命令、教示は不要。具体的な戦略、戦法、戦術を残すことが俺達には必要なんじゃないかなあ。
「頑張れ」ではなく、「どう頑張ればいいかを一緒に考える」ことだと思うよ。
これは、甘やかすのではない。方法論を教えるという事。だから、答えは必ず最後は自分で出させる。


俺には部下もいなければ、上司もいない。守るべきものは家族だけというお気楽生活のシニアおやじだから、好き勝手言ってすまんね。


でも、もしも俺が今、また、社長業ってやつを始めるんだったら、上述したことを実践するね。「老兵は去るのみ」と言うが、どう去るのか、何を残して去るのかを忘れちゃいけないよ。


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