俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

苦しみ自慢はやめ、苦しみランク付けもやめ、前を向いて歩こう!

俺のブログを読んで、ある読者の人からこんな意見があった。
「あなたの言っていることは綺麗ごとだ。あなたは、ヤクザに追い込みかけられたことありますか?水道も電気もガスも止められた事ありますか?明日、住む家がないという経験をしたことがありますか?どれもないはずです。そんな人が綺麗ごあとを並べないで欲しい。現実はもっと厳しんだ」と。


俺はその方に対し、次の様に回答した。


「今のあなたは、きっと、とことん、追い詰められているんでしょうね。苦しいんでしょうね。


私は、若い頃、人の言うことを信じて保証人になり、ヤクザに捕まり、監禁された事もあります。あまりにも理不尽だったので、「俺の指で解決できるなら、指を切れよ」と若い衆が脅しに使っていたドスを取り上げて、自分で自分の指の前に立てました。ヤクザさん達が慌てて止めに入ってくれて、親分とかいう人に、「若いのにええ根性しとるな」と言われました。その後、その親分さんとじっくりと話し合い、現実的な方法で、俺が保証すべき返済額を決め、返済方法も決めた時点で、逃げた債務者が見つかり、俺は解放されました。正直、すっごく怖かった。でも、もう開き直るしかないと覚悟を決めたんです。その事も親分さんには話をしました。解放されるとき親分さんが、「兄ちゃん、あんたは一度も逃げた奴に対しての恨み言を言わんかったな。なんでや」と聞かれたので、
「逃げた奴を恨んでも仕方ない。大学で法律まで学ばせてもらったのに、保証人になった俺が一番バカなんだから。それに、一番苦しんでいるのは逃げた本人だと思うしね」と答えました。


水道、電気、ガス、止められた経験ありますよ。水道なんて、再度、開栓するのに、当時は5000円、別途に必要と言われ、それすらなかったので、しばらくは知人の家から水を分けてもらい、生活してました。会社を辞めて独立したばかりの頃でしたね。子供もいたので大変でしたが、水が止められている中、おせち料理も作りましたね。正月は笑って迎えましたよ。


明日住む家ではなく、今日、住む家がない状態に台湾に来てから遭遇しました。
これは話せば長くなるので、その理由は省きますが、とにかく、住む家が無くなり、初日は、ある教会の使われなくなった病院のベットを借りて、二日目は、お寺の宿坊で、全て、ご厚意で泊めて頂きました。
後に、少しだけお金が出来た時に、お礼に寄付をさせて頂きました。少額ですが、神父さん、僧侶の方は、すごく喜んでくださいました。


自分で言うのもなんですが、それなりに地獄は見てきました。でも、今となれば、全てが良き思い出です。二度と経験はしたくない思い出ですけどね(笑)


人は口に出して言わないだけで、皆、それぞれに苦しみを持っています。人からみたら些細な苦しみでも、本人にとっては重大な苦しみなんです。


苦しみに大きい、小さいなんてありません。だから、苦しみ自慢をするのではなく、夢を持ち、希望を持ち、目標を持ち、その、夢、希望、目標を語ることが大切なんです。」


これが俺の回答。


実現不可能でもいいじゃないか。夢、希望、目標は人間全員が自由に、平等に持つことのできるものなんだから。


苦しみ自慢はやめ、苦しみランク付けもやめ、前を向いて歩こう!

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