俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

他人の事は「夫妻」で、どうして自分たちの事は「夫婦」なの?

夫婦というのは、「夫」と「妻」がいて、始めて夫婦として成り立つ。では、何故、「夫妻」と書かくの?他人の夫婦のことは「夫婦」って言うのに。
夫の婦人だから?それっておかしくないか。
夫婦というのは互いに扶助しあって生きていくもの。にも関わらず、妻だけが何故、夫の婦人になる。だから俺はこの「夫婦」って漢字は嫌いだね。


日本人独特の考え方だよな。日本人の男は「妻には家に居て欲しい」「妻には家を守って欲しい」「妻は子育てに専念して欲しい」という願望がどうも強いように感じる。
だから、日本の社会では女性幹部がなかなか育たない。また、女性側も、「子供が出来たらキャリアを諦めるしかない」と思い込んでしまっている。そうさせたのも、男共なんだが。


俺はこのブログでも何度も書いているが、女性力をあまく考えている企業は必ず滅びる。
妻の力をあまく考えている男は必ず不幸になる。


俺は別に女性からの人気投票を意識して言ってるのではない。世の中を変えるのは女性だ。
実際、企業が一番のターゲットとしているのは、どこの業界をみても女性だ。
アパレルは当然のことながら、家電、自動車、保険、金融、IT、出版等々、女性の指示を得た商品は大ヒットし、企業の存続を助けている。
にも関わらずだ、その企業内で幹部と言われる人事の中に、どれほどの女性が居るかと言えば、数えるほどしかいない。スタッフではいても、リーダーとして、重役として女性数が圧倒的に日本は少ない。
また、これら成功していると言われる企業の幹部達は妻を結局は、夫の婦人という考えでしか見ていないケースが多い。


このままならば、日本は必ず今の世界競争から脱落していくだろう。実際に、家電では脱落している。保険も外資系が成績を伸ばしている。


重役が自己満足するための福利厚生など止めて、会社内に託児施設を設ければいい。
大企業なら、無駄なスペースを潰して、(重役室もその一つ)ワンフロアーを託児施設にすればいい。社員が無料で使えるようにすればいいじゃないか。俺がもしも、大企業の社長なら、真っ先にそうするね。
中小企業なら、業界同士が資金を出し合い、託児施設を作ればいい。そうすれば、女性も安心して働ける企業として、人材確保も出来る。


若い人たちが将来、希望を持って働ける職場環境を俺達シニア世代が残してやらないとダメだ。団塊の世代の人達にはそれは出来なかった。でも、俺達の世代なら出来るはずだ。


そのヒントは、妻が知ってる。どうすれば女性が働きやすい職場環境を作れるか。どうすれば、女性も結婚、出産後も安心して働ける職場環境を作れるか。妻が知ってる。
俺達シニア世代のオジサン達の奥様は、ほとんどが、若い頃、OLやってたはずだ。結婚を期に、寿退社したはずだ。でも、今になって、「あのまま仕事を続けていたら、もしかしたら私の人生も違っていたかもしれない」と思っている奥様も多いと思う。
だからこそ、妻の知恵を借りればいいんだよ。
妻から教えを乞えばいいんだよ。素直な気持ちでな。


妻は夫の婦人ではなく、妻なんだよ。一人の人格者なんだよ。


俺は、夫婦間で、相手の事を「お父さん」「お母さん」と呼び合うのが大嫌いだ。
俺は妻の父親じゃないし、妻は俺の母親じゃない。だから我が家では独身時代、お付き合いをしていた時からの呼び名で互いを今でも呼んでいる。


そうそう、シニアおじさん達に質問なんだけど、自分の妻の事、名前で呼んだのはいつが最後だった。逆に、同じ質問を奥様にも。ご主人を名前で呼んだのはいつが最後だった。


シニアおじさん達よ、今度の結婚記念日にでも、どこかレストランを予約して、独身時代に撮影した二人のスナップ写真をテーブルに置いて、恋人時代に戻った気分で、その頃の呼び名で呼び合って、そんな時間をアレンジしてみてはどうかなあ。

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