俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

自分の知っている事など、ほんのわずかだって認識しておけ。

自分のやっていることに、誇りと自信を持つことは大切なことだ。
しかし、その結果、「自分がすべて正しい。」という傲慢な考えを持つことは俺は許されないと思うな。


若い人は、自分たちのやっている事を「正しい」と思っていて、それに対し、反論する者に対しては真っ向から対決を挑む。しかし、その結果、「自分のやっている事、考え方は違っていたのかも知れない」と気が付くと、相手の意見もしっかりと聞き入れる耳と心を持っている。


厄介なのが、シニア世代以上だ。生きてきた年数が長いほど、「自分は正しい」という幻想の中にどっぷりと浸かってしまっている。
例えば、自分が色々と時間をかけて調査、研究していた内容と全く違う内容が自分の前に現れたとする。すると、頭ごなしに、「そんなことは有り得ない」「そんな話は聞いたこともない」「あなたの意見は間違っている」と決めつけ、一切、聞く耳も、心も持たない。
これを、「自信の裏付け」という人もいるが、俺には単なる傲慢で、頑固で、自信過剰な人間にしか思えない。


どんなに時間をかけて研究し、調査しても、それが100%だという事は有り得ないのだ。
完璧などこの世にはない。逆に、知らないことの方が多いと思った方がいい。
だから、知らない事に遭遇する機会の方が多いってことだ。


これって、会社の重役とか役職についている人間、学者、研究者に多いよな。
俺も何人かそういった人間を知っている。


どうして、「自分の考えが全て」と思ってしまうのか。まあ、周りの取り巻き連中にも責任はあるのだろうが、それにしても、視野の狭い人間がシニア世代以上になると多いよな。


新しい、自分の知らなかった事柄に出会ったならば、それを否定するのではなく、興味を持てばいいのに。
興味を持てば、そこから新たな発見があり、進歩することが出来る。


色々な意見、色々な説を吸収できる脳を持ち続ける必要があるぜ。自分の知っている事など、ほんの少しなんだってことを認識して欲しい。そうでないと、いつか自分が使い捨てされる時期がくるよ。

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