俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

お酒に対する俺の考え

仕事が終わって同僚達と一杯。週末だからお友達と女子会。大切なお客様の接待で一杯。酒は色々な場面で出てくるものだ。


皆さんはお酒は好きかな?実は俺はお酒を飲まない。まあ、正確に言えば、飲まなくなった。そう言うと「台湾で生活をしていて、お酒を飲まずに台湾人と距離を縮められるの?」とよく言われる。若い頃、台湾に住んでいた頃は、毎晩のように飲みに行った。
一晩で飲む酒の量は半端じゃなかった。「乾杯」で一気飲み。ゲームをして負ければ一気飲み。あっと言う間にボトルは空になる。水割りなんて優しいものはない。全てストレート。家に帰ってから何度トイレの便器の前で座り込んだことか。


俺は元々、喧しいところが嫌いだ。だから居酒屋は苦手。特に、男共のバカみたいに大きな笑い声が苦手だ。
だから、生意気だと言われていたが、日本で飲みに行くのはホテルのバーやスカイラウンジ。クラブはカラオケがなく、ピアノ演奏が流れるだけの場所にしか行かなかった。
もちろん、元々、お酒は好きではないので、度々、そういうところに行った訳ではない。
飲むお酒はいつも決まっていた。最初はジントニック、二杯目はバーボン(ターキー)のオンザロック。大体いつもジンを含めて三杯ほどで終わっていた。


俺にとってのお酒は、心や頭を整理したい時に、その前にちょっと飲むものだった。
だから、にぎやかな場所では整理どころか、余計に混乱してしまうので、行かなかった。


酒を飲んで、会社や上司の愚痴を言うというのが俺は一番嫌いだったし、下手くそな歌を聞かされて、それでも、拍手しなければならないカラオケバーも嫌いだ。
セクハラオヤジが若い女の子の身体にタッチし、下ネタ連発で、女の子もバカ笑いしているようなクラブやスナックも嫌いだ。


俺の中では、クラブという場所は、女性が男性客の好みに併せて会話をする場所だと思っている。故に、女性は政治、経済、スポーツ、芸能等々、あらゆる分野の知識を広く浅く持っていた。お酒は会話を楽しむ小道具に過ぎないと俺は思ってる。


35歳になった時、俺は、バー、クラブへは一切、行かなくなった。まあ、はっきり言って、台湾での10年間の生活で、一生分の遊びとお酒は楽しんだので、卒業したと言った方がいいかも知れない。


最近は、年に数回、妻と一緒にグラスを傾けるぐらいで、外では一切飲まない。
どんなに勧められても、絶対に飲まない。それでも、台湾人との交流は深める事が出来ている。「台湾で仕事するなら、酒飲まないとダメだよ」と言うのは、酒飲みの言い訳、こじつけに過ぎない。


お酒は楽しく、自分にあった飲み方をして欲しい。


勘違いしないでくれよ。俺は居酒屋を否定しているのではないから。居酒屋が好きだという人は、居酒屋で楽しめばいい。
但し、お願いしたい事がある。
まず、部下との親交を深めるためにという理由で、シニア世代の人達が無理やり若い世代の部下を飲みに誘うのはやめて欲しい。
もしも、部下と飲みに行ったら、説教、自慢話はやめよう。
ある程度のところで、先に自分は退席をしよう。最後まで居残るなんて事はするなよな。
酒が飲めない人間、嫌いな人間に、強引に酒を勧めたり、酒に関するウンチクを述べるのはやめよう。


そして最後のお願いは、パートナーと月に一回は、家で、あるいは、デート先で、美味い酒を飲もう。

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