俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

人それぞれに、思考も嗜好も違って当たり前。人間みんな不完全な生き物。

人間なんてみんな不完全な生き物だと俺は思う。完璧な人間など、この56年間の人生の中で、一度も会ったことがない。
不完全だからこそ、その「不」の部分を少しでも正し、進歩させようと人は努力するのだと思う。


また、人間の成長というのは個々によって違って当たり前。皆が同じように成長出来るなんてことは有り得ない。
身体的な成長の度合いも、人格の成長の度合いもみんな違う。


しかし、今の学校教育では、完璧な人間を作り出し、全員が同じように成長させようとする傾向が強いように感じる。
家庭教育でも同じだ。同級生の子が有名な塾に通い始めると、自分の子供も同じようにその塾に通わせる親。しかし、本人としては、その同級生との間に学力的に差があり、完全に自分の方が劣っていると自覚している場合、子供にとってその塾通いは地獄の日々でしかない。
どうして人と同じでなければならないのか。俺には理解出来ない。


ファッションの流行も同じだよな。「今年の流行はこれです」と雑誌などで紹介されると、街の中には同じような恰好をした人間ばかり。はっきり言って、そのファッションが似合っていれば良いが、ただ単に、流行というだけで選んだ場合は・・・・・だよな。


男の場合、髭を伸ばしている人がいるが、髭が似合う人顔と似合わない顔がある。似合わない奴が髭を伸ばしていると、不潔にしか見えない。


人は全員、違う顔をしている。「似ている」という人はいても、「同じ」という顔は双子以外ではそうそうない訳だよな。だから、顔が違うように、個性も違っていいと思う。


顔が違うように、考え方も違う。例えば、政治の世界で言えば、自民党派の人もいれば、民進党派の人もいる。蓮舫代表が好きだという人もいれば、顔を見るのも嫌だという人もいる(俺はその部類)。
バイクでもホンダ派、カワサキ派、スズキ派、外国産派といる。車も同じだ。
料理でも同じだ。韓国、中国、台湾に対する考え方も同じだ。
十人十色と言うように、思考も嗜好も各人によって違う訳だよな。


自分と違うからと言って、一方的に敵対視し、攻めるのはやめよう。まずは、きちんと相手の言い分を聞く事が重要だ。
全体的には相違していても、部分的には共感できる部分があるかもしれない。


しかし、どうも世間の流れは、一部分だけを取り上げて、全てがそうだと決めつけ、相手を攻撃する傾向が強いよな。
こういった場合、相手も自分の一部分しか見てくれず、その部分だけで「あなたはこういう人間だ」と決めつけられてしまう。


最初に言ったように、人間なんて不完全な生き物なんだよ。だからこそ、互いに、相手をしっかりと見る事が大切なんだと俺は思うなあ。


俺も不完全な人間。だから人の事を責める事など出来ない。でも、嫌いなものは嫌いだと言う。不完全な人間でも、正直に生きる事は出来るのだから。


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