俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

日本人の魂を伝承し、新たな命を生んだ台湾花蓮コーヒー

海外に住んでいると、日本では想像もしなかったことで不便を感じることがある。
例えば、俺が住んでいる場所で、日本にはまだ未発表な素晴らしい商品があったとしよう。これを是非、日本で紹介し、ネット販売したいと思っても、まず、日本のネットショッピングサイトには掲載不可能。日本側に連絡先がないからだ。
だったら、誰かにお願いすればと思うだろうが、これがまた、難しい。
受付だけならいいが、集金となると、お金が絡んでくる。実は以前、見事に売上金を持ち逃げされた経験がある。
だったら、直接、海外送金もしくはクレジット決済すればと思うだろうが、これもまた、送金手数料の問題やら、クレジット手数料の問題、レートの問題等々、色々と出てくる。
何よりも、海外からだと送料が問題だ。品物自体が安くても、送料でアウト。


結局は、「あー、これ日本でなら売れるだろうなあ」で終わってしまう。


今回、やっと信頼できる人と出会い、日本ではまだ未発表の台湾のコーヒー豆を通販することになった。日本側の知人が取扱店になってくれた。


台湾でコーヒー?って思う人もいるだろうが、実は、台湾でのコーヒー栽培の歴史は長く、1925年に、台湾・花蓮で日本人が初めてコーヒー栽培に成功した。国田正二さんという人だ。国田さんは、度重なる困難にも信念をもって立ち向かい、地元の人達と共に、台湾コーヒー栽培を成功させ、農園を作り上げた。収穫されたコーヒーは、皇室御用達にまでなった。
戦後、農場は閉鎖され(日本人全員が日本へ強制送還されたため)たが、その苗は生き続け、コーヒー栽培が再開された。


俺の知人も、友人からその苗を分けてもらったのがきっかけで、コーヒー栽培に目覚め、独学で20数年かけて、無農薬で、ブラックで美味しく飲めるコーヒーを生み出した。
この人のコーヒーは、冷めても酸味もなく、苦みもない。温かい時と味が一切変わらないのだ。
その名を馬太鞍コーヒー(Matai'an Coffee)という。
花蓮県光復郷というところで栽培されている。このコーヒー豆が、日本でも販売されることになった。


コーヒー好きには是非、一度、試してほしいコーヒーだ。
とにかく、その美味さには驚く。無農薬だから安心、安全だ。


どんなコーヒーかを知りたければ、
台湾コーヒー 花蓮コーヒー
を参照してくれ。


また、「是非、欲しい」という人は、
http://www.kamakura-saryo.jp
へ連絡してくれ。


この様に、皆が知っていると思っている台湾にも、まだまだ日本では未発表の素晴らしい品々がある。そして、そこには、職人魂が生きている。自分の信念を貫き、どんなに時間がかかっても、自分が納得のいく品物を世に送り出すまで諦めないという人がたくさんいる。


単に、未練だけで諦めないのではない。可能性を判っているから、今の自分の力量のレベルが判っているから、諦めずに努力を重ね、結果を必ず出す。


俺はそういった職人魂のこもった品々が好きだ。金儲けだけを考えたやり方はどうも好きになれない。


一人の日本人の魂を込めて育てたコーヒー。これが今、新たな職人の力によって、新しい命として誕生した。見事に、伝承されているわけだ。


これからも機会があれば、このブログ内で、日本未発表の素晴らしい魂の籠った品々を紹介していくよ。

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