俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

神様が与えてくれた休息時間、それが人生のスランプ

何をやっても上手くいかない、思うように物事が進まない時ってあるよな。
俺もそういった時期が何度もあった。俗にいう、スランプってやつだよな。
そのスランプの時期は人によって長さが違う。数日、数週間、数か月、数年と。
時期が長くなればなるほど、「あー、もう自分の人生、悪いことばかりだ」と落ち込み、投げやりな気持ちになる。
では、どうやってスランプから抜け出すか。スポーツ選手だったら、練習しかないよな。
でも、人生においてのスランプでは、練習といっても、何を練習するばいいかわからない。
いままで数々のスランプを体験してきた俺からのアドバイスとしては、人生のスランプに陥った時は、何もしないことだ。「今の状況を打開するために、何とかしなければならない」と焦れば焦るほど、深みにはまっていく。
「今はながーい人生のお休み期間」と自分自身に思い込ませる練習をすることだ。
実際、スランプの時には何をやっても上手くいかない。すべてが裏目に出てしまう。
だから、何もせず、現状維持あるのみ。


営業活動をしている人もそうだ。俺がサラリーマン時代、営業を担当している時は、気分がどうも乗らないという日は、絶対に営業はしなかった。お客様から電話があっても「すみません。今日は営業モードのスイッチが入らないので、こんな日にお会いしてもいい提案できないと思います」とお断りした。すると相手から「だったら、遊びにおいでよ」と声をかけてくれる。そういう時は素直に遊びに行く。仕事の話は一切しない。
俺のお客様は、俺が酒は飲まないことを知っているし、誘うなら、昼間に、美味いコーヒーを飲みながらという事をよく知っていてくれた。だから、至る所に、美味い喫茶店はキープしていた。


そうそう、話が反れるけど、昔は喫茶店って沢山あった。そこが俺にとっては最高の情報収集場所だった。そのお店のオーナーさんとまずは仲良くなり、その後は、常連客の営業マンを紹介してもらう。まったく業種が違う営業マン。でも、それが役に立つ。互いに、色々な情報交換をし、顧客の紹介もしあう。ギブアンドテイクだ。
喫茶店周りだけで一日で新規が数件も獲得できる日もあった。


話は戻して、スランプに陥った時は、何度も言うように何もせずだが、ただ一つ、自分自身を違う環境に置くという事をやってみることだ。
今までに行ったことのない場所へ行くとか、読んだことのない本を読むとか、方法はいろいろとあるだろう。
環境を変えることで、モノの見方、考え方が変わるものだよ。お寺なんか行くのもいいかもな。無の境地って奴を味わう。


だいたい、スランプというのは、欲があるからスランプになる。欲は大切だが、強欲はダメだ。


焦らなくていい。ジタバタしても何も状況は変わらない。無我無心無欲になることだ。
そして、常に状況の変化にだけは目を光らせておくことだ。チャンスという波を見逃してしまうとそれで終わり。


スランプは、神様が与えてくれた人生の休息時間だから、焦るなよ。

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