俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

海外旅行の時は、自分の殻を破って楽しもうぜ!

最近、台湾への観光客で増えてきたのがバックパッカーと呼ばれる人達。

少ない荷物で、安宿に泊まり、気ままな旅を楽しむってやつ。


台湾人は全体的に日本人好きな人が多い。だから、日本人だとわかると親切にしてくれる。食事をごちそうしてくれたり、家に泊めてくれたり。その歓迎ぶりは、日本人の想像をはるかに超えている。

同じように、台湾人がバックパッカーで日本へ来た際、果たして日本人がここまでの歓迎をしてくれるのだろうか。まず無理だろう。


お世話になった台湾人に対し、日本人は帰国後、礼状の一つでも出しているのかという事だが、何と、ほとんどが礼状も出していない。信じられないことだ。


最近思うのは、日本人の礼儀作法が低下したということ。


昔は、旅先で出会い、お世話になった方には、帰った後、必ず、お礼のはがきを出したものだ。それが当たり前だった。

その当たり前の事が出来ない日本人が急増している。


この様な事を書くと「本当、今の若者は礼儀を知らん」と同年代のシニアオジサン、オバサン達が言うだろうが、実は、このシニア世代のオジサン、オバサンのマナーが著しく低下しているのだ。

まだ、若者の方が、礼儀がある。


観光で案内をしていても、若者は「ありがとうございます」を言える。例えば、車の扉の開閉はアシスタントが行うのだが、その際、若い人ほどきちんと「ありがとうございます」と言う。シニア世代ほど言わない。

「お金を支払っているんだから、やって当たり前」という考えがありありと見える。


俺達の仕事には、お客様の無理はつきもの。やはり、折角の旅行。しかも、花蓮まで来てもらったのだから、少しで多くの思い出を作って欲しいと思うので、俺達も多少の無理は聞くことにしている。

しかし、最近、無理を超えて、無茶を言うお客様が増えてきた。その大半がシニア世代。

無理と無茶は違う。

こちらもビジネスとしてやっているので、無理は聞けても無茶は聞けない。聞いて欲しければ、それなりの対価は請求させてもらわなければ、ボランティアになっちまう。

若い人は、無茶を言う際、「追加料金はお支払いしまう」と言ってくれる。しかし、シニア世代は口が裂けても言わない。こちらが請求すると「えー、追加料金発生するんですか。だったら結構です」と言う。


そうそう、一度機会があったら言いたかったのだけど、日本人ってチップを支払うってことに慣れていないのか、本当、チップを支払わないねえ。

日本のガイドブックを見ると、台湾は「チップ不要」と書いているようだけど、これは大きな間違い。台湾人もチップは期待している。

俺のガイド仲間が言ってたけど、花蓮に来る観光客の中で、「一番ケチなのが、日本人。」「一番面白くないのが日本人。」なんだって。

恥ずかしい話だよ。

もっと日本人も国際感覚を身につけて、チップは当たり前、旅は楽しむもの。を、実践してほしい。

観光地での記念写真、どれを見ても同じ顔で、同じポーズ(だいたいが、Vサイン)。すぐに日本人ってわかるよねえ。

もっと「はじけて」欲しいなあ。(羽目を外すのとは違う)


真面目過ぎる日本人。ユーモアに欠ける日本人。お茶目さがない日本人。人目を気にする日本人。これが長所でもあり短所でもあるよなあ。

海外旅行した時は、普段の自分の殻を破って、新たな自分で旅して欲しいなあ。


そして、旅から戻ったら、お世話になった人たちに、礼状ぐらいは出そうぜ。日本人として恥じないようにな。



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