俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

海外旅行で菌をばら撒き、迷惑ばら撒く日本人観光客、意外と多いよ!

日本からの海外旅行先として人気の高い台湾。毎年大勢の日本人観光客が台湾を訪れる。
花蓮にも毎年、様々な時期に、観光客が訪れ、我々も、ご案内をさせてもらっている。
しかし、いつも思うことがある。日本人は感染病に対しては本当に無頓着な人が多いって事。それと、熱中症予防が本当に下手だって事だ。


まずは、感染病。風邪ひきも立派な感染病だ。特に、冬場のインフルエンザは厄介だ。
台湾は日本に比べると冬でも湿度があるので、日本ほどの大流行にはならない。しかし、菌は外から持ち込まれる。海外からの旅行者だ。
俺の場合、朝、お客様をピックアップすると一日中、車の中で一緒に行動する。ハンドルを握る俺の後ろで、ゴホンゴホンと咳をする観光客。しかし、マスクはしていない。
くしゃみも、咳も、平気でする。だからと言って、俺達がマスクをする訳にはいかない。窓を開ける事も出来ない。もう自分の体力を信じるしかない。運を天に任せるって感じだ。
せめて俺達に出来る事は、休憩の度にうがいをし、手を洗うことぐらい。何故、マスクぐらいは着用しないのだろうか。俺にはまったく信じられない。同行者も何も言わない。家族連れであっても、何も言わない。
マスクは最低限のエチケット。いや、俺から言わせれば常識だと思う。その常識を知らない、知っていても実践しない日本人観光客が本当に多い。


夏場の花蓮は暑い。日本以上に暑い。だから車中でも何度も「日本に居るときよりも多く、水分を補給してください。トイレ休憩は頻繁に取るので心配しないで」と訴えるが、水分補給をしない、しても少ない。結局、旅の後半、軽い熱中症になってダウン。周りに心配をかける。当然本人も辛いし、周りも楽しみが半減する。


以前に親子連れを案内した時、朝からどうも子供の様子がおかしかった。俺は両親に「しっかりと水分補給してあげてください」と伝えた。しかし、昼前になり、発熱。俺は「ツアーを中止して病院へ行きましょう」と勧めたが、「大丈夫です。ちょっと寝れば治ります。折角、花蓮まで来たのだから、このままツアーを続けてください」と母親が返事。仕方ないので昼食時に俺は薬局を探し熱さまシートを購入して母親に手渡した。
その後も、何度も様子を見ながら「どうしますか?」と尋ねるも、返事は同じ。結局、夕方まで予定通りのツアーを続け、最後に母親から出た言葉が「すみません。病院へ連れて行ってくれますか」。俺は病院へ連れていき、朝からの様子を医者に伝えると医者からは「子供がこんななるまで無茶させて。信じられない」と言われた。医者が怒るのも当然だろう。それから点滴を受け、大事には至らなかったが、点滴の間、母親から言われたのが「どこか近くに美味しいお店はありますか?」だった。流石に俺も驚いたね。
俺は「ありますが、点滴が終わる頃には全てお店は営業が終わっていますよ」と伝えると「だったら、持ち帰りで今から買いに行けますか」だって。「子供は主人が看ていますから、お店まで連れて行ってくれますか」だとさ。まあ、仕方ないから連れて行ったけど、最低な母親だと思ったね。
まあ、こういう母親だから、全てが終わり、ホテルまで送っても、「ありがとうございました」の一言で終わり。チップ?有るわけないよ。延長料金、あるわけないよ。
せめて熱さまシート代ぐらい払えよ!!って言いたかったね。


まあ、折角、観光に来たんだから、多少、体調が悪くても無理をして観光を楽しみたいという気持ちはわかるが、そのために、どれだけの人が迷惑するかもよく考えて欲しいものだ。
菌をばら撒き、人に感染させたり、自分の欲望を満たすために子供を犠牲にし、本来の業務以上のことをこちらに押し付け、それで平気でいる日本人観光客。意外と多いんだぜ。


世界が評価している日本人と、海外旅行へ来る日本人。同じ日本人だよな。
もう少し、周りの迷惑というものを考え、常識ある行動を海外でもして欲しいものだ。


俺はそう思うけどなあ。

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