俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

表現の自由を取り違うなよ

今日、最高裁判所で「知る権利・表現の自由」と「個人情報保護」のどちらを優先させるかについての判決が下された。結果は、「個人情報保護」。
今回の裁判はネット上にのこされた自分自身の前科に関する記事の削除を巡っての争いだったが、「知る権利・表現の自由」を大きく勘違いした人が多いのではないだろうか。


ネット上で多発する名誉棄損。しかし、その行為自体が法律違反だと認識している人は少ない。「これが事実なんだ」と思い込み、「事実をネット上にアップして何が悪い」と反論する人達。しかし、この「事実」というのが曲者だ。
自分が被害者だと思い込んでいる人は、自分の主張だけを列記する。それを正論だと信じて。物事には必ず背景が必ずある。その背景を無視して自分の主張だけを述べる人。しかし、その物事の背景にこそ、真実が隠されている。


さらに厄介なのは、その背景も知らない、ましてや、相手の事も全く知らない外野席連中が一緒になってその情報を拡散するってことだよな。


日本の場合、ネット上の書き込みに関してはあまりにも無神経すぎるし、罪も軽すぎる。
ネットでの誹謗中傷が原因で誹謗中傷された人が自殺したとしても、書き込みを行った相手は名誉棄損で罰せられるだけ。俺に言わせれば、殺人ほう助罪だと思う。
無責任に「これぐらいの事で自殺する方も弱いんだ」なんて言う人もいるが、とんでもない話だ。こんな無責任な事を言う人は、自分が被害に遭った事がないからだ。
被害者のダメージも判らない人は、無責任な発言は止めて欲しい。


俺もネット上でかなり痛い目に遭わされた。ネットの書き込みが原因で、精神的ダメージだけでなく、経済的にもダメージを受けた。心身ともにボロボロにされた。
相手の対し、何度も警告を出しても、表現の自由を取り違えて、全く罪の意識などない。それどころか、自分は正しいと思い込んでいる。
本当に恐ろしいことだ。まあ、時期が来れば、相手は必ず、法の裁きを受ける事になるのだが。


今一度、自分がネットに書き込んでいる内容が法律に違反していないか、自分が賛同しているネットの情報が偏った情報でないかをしっかりと点検して欲しい。


ある日突然、あなたの手に手錠がという事があるかもしれない。
表現の自由を取り違えると、大変な事になるということを忘れないで欲しい。


俺はそう思うけどなあ。

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