俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

道を見定める力

「逆境に立たされた」「逆境を乗り越えた」とよく耳にする言葉だよな。
物事には一定の流れがある。その流れに身を委ねることはとても楽でいい。苦と楽ならば、楽を選びたいのが人間。その生き方を俺は否定はしない。でも、肯定もしない。


俺は自分が果たすべき目標がある限り、それが例え流れに逆らっていたとしても、俺は、必死にその流れに逆らいながら遡上する。それがどんなに不格好であっても、人に笑われ、誹謗されても、己の信じた道を突き進む。失敗しても構わない。また必ず次があるのだから。失敗しなければ、次の道など見えてこない。


とは言うものの、俺も生身の人間。前だけを見て、常に流れに逆らって生きていくことは出来ない。時には流れの穏やかな場所を見つけて心身を休める必要もある。
だから目標に達するまで時間はかかる。


焦る必要などない。例え目標に達することが出来なかったとしても、その目標に向かって進んだ道は消えることはない。道さえあれば、いつの日かまた誰かがその道の続きを作ってくれるだろう。


何でもかんでも自分がやり遂げなければならないとおもう必要などない。そんな事を思ってしまうと、どんどん自分を追い込み、遂には、自分を見失ってしまうことになる。


ただ、流れに身を任せ、弱い自分がますます弱くなるという事にだけはなりたくない。


どんなに困難な道であっても、逃げることだけはしたくない。もっともらしい理由を見つけ、誰かに責任転換し、逃げることだけはしたくない。


最後の最後まで、諦めることはしない。休むことはしても、諦めることはしない。
でも、矛盾しているかもしれないが、無駄な深追いはしない。無理なものは無理だ。
無理だと判断した時は、次の道を歩めばいい。「諦めてはいけない」のではなく、「道を見定める」ことが必要なのだ。
無駄な道をいつまでも諦めずに追い続けていると、最後は、自分が潰れてしまう。会社も潰れてしまう。


人生って難しいな。時には流れに逆らい、自分を苦境に立たせてもやり遂げなければならない時もあれば、深追いせず、諦める勇気を持つ必要がある時もある。
その見定めが重要だろうな。


そのためにも、いつも流れに身を任せるのではなく、時には、流れに逆らい、弱い自分を少しでも強くしておく必要がある。


「見定める力」それは、失敗から学ぶものだ。失敗しない奴は成功もしない。


自分の人生なんだ。「こうでなければならない」なんて方程式は存在しない。すべて自分で式を組み立てることができる。そしてその答えは、自分で解くしかない。


俺はそう思うけどなあ。

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