俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

本物のプロフェッショナルとしての本物のプライドを持とう

人間にとって最も厄介なものと言えば「プライド」ではないかと俺は思う。
プライドの高い人に共通して言えるのは、権力好きという点もある。
権力の有る者と知り合いになりたがる。権力の有る者と名刺交換しただけで「自分の知り合い」になった気分になり、それを自慢したがる。


一方で、少しでも自分のプライドを傷つけられるような発言をされると、狂ったように怒り出す。そして、その怒りは憎しみへと変わり、予想をはるかに超える手段で相手を攻撃。自分を悲劇の主人公にする。


最近で一番それが如実に現れたのが、森友学園の籠池夫妻だろう。
安倍総理から「しつこい」と言われた事が彼らのプライドを傷つけ、狂犬へと変貌させたのだろう。プライドの塊が音を立てて崩れた瞬間、人間は豹変するものだ。そして、自分を悲劇の主人公にするため、火のないとことに煙を立たせるような言動に出る。
世間では彼らは特別変わっていると思うのかも知れないが、俺に言わせれば、その内容こそ違え、似たようなケースはこの世にいっぱいあると思う。俺もそういった人間を何人も見てきた。


プライドの高い人と出会うと、必ず出てくるのが政治家の名前、企業の社長の名前。「こんな人と知り合いなんだよ」と自慢げに話をしている。
俺の経験上、話の中で政治家の名前や企業の社長の名前を出す人間ほど信用の出来ない奴はいない。だってさ、そういった人の名前を出さないと自分の存在価値を表現出来ない奴なんだぜ。信用できるか?俺に言わせれば、政治家や企業の社長の方から、「その分野なら彼(彼女)しかいない」って言わせてこそ、本物だと思うね。


俺は本物のプロフェッショナルになればなるほど、本物のプライドが自然と備わってくるのだと思う。ある分野では確固たる自信を持っている人で、自分の極めた道を伝承出来、なおかつ、人の意見もきちんと聞け、常に、新鮮な頭で、新しいものを取り入れる事が出来る人。そして、自分の見解が違っていたらそれを素直に認められる人。こういった人が本当のプライドを持った、本物のプロフェッショナルだと思う。
自分だけが自信を持っていてもダメだ。こういった人ほど、人の話には一切耳を貸さないし、自分と反対の見解が出てきた場合は、相手を潰すことしか考えない。共に討論し、真実を共に追及しようという姿勢が全くない。こういった人間のプライドなど、何の価値もないゴミの様なプライドだと思う。


俺達シニア世代になればなるほど、こういった傾向が強くなるから気を付けたいよな。
「年上としてのプライド」というだけのくだらないプライドは捨てる事だ。


俺達の年代になるとそれなりに自分で「この道のプロだ」という自信をもっている分野があるはずだ。プロならばプロとして本物のプロフェッショナルとして、後輩たちに伝承しながらも、常に新しいもに挑戦し続けようぜ。


俺はそう思うけどなあ。


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