俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

一匹狼として生きる掟

台湾各地に「日本人会」という組織がある。しかし俺は加入していない。
台湾に関する様々な会や団体があるが、俺は一切加入していない。
俺は群れるのが好きじゃない。


この性格はサラリーマン時代からもそうだった。社長派、会長派、支店長派、部長派等々、色々な派閥があったが、俺は常にどこにも属していなかった。


まあ、カッコよく言うなら、常に、どんな時も一匹狼。


組織や派閥というのは、煩わしいことが多い。理屈に沿わない規則があったり、規則で縛られたり、余計なご機嫌伺いもしなければならない。
俺はどんな時も、仕事がしたいだけ。仕事とは関係のない事で時間を取られたり、神経を使うなど、無駄以外の何ものでもないと俺は思っている。


しかし、一匹狼である以上、それなりの結果を残す必要がある。失敗してもその失敗を一人で背負う必要がある。誰も擁護してくれない。


俺が組織や派閥が嫌いなのは、何か悪い事があった時、互いに傷のなめ合いをしたり、逆に、トカゲのしっぽ切りをしたりする。組織だったら、皆で失敗をフォローし、失敗を教訓にして次へ進めるように、失敗の原因分析を行えばいいものを、すぐに、「誰が責任を負うか」という話になる。責任のなすりつけ合い。挙句の果てには、全く無関係な人間を悪党に仕立て、全員で攻撃をするという事もある。


俺は自分の会社を作った時も、常に、社内に派閥が出来ないように努力した。派閥が出来ないようにするためには、能力主義を徹底することだ。
ご機嫌伺い=ゴマすりは不要。能力のない人間ほどゴマすりをする。
能力主義だから、男女平等だ。もちろん、その能力を十分に発揮できる環境作りは重要だ。それが、社長の仕事だ。男性でも女性でも、区別なく、能力を十分に発揮できる部署への配属と、部署内での環境作りが大切だ。


今は従業員もいないし、自由奔放に生きている。俺は俺なりの研究方法で答えを導き出そうとしている。例え、相手が大学の教授であっても、俺の研究結果と違えば、徹底的に議論する。文献の解釈方法は十人十色だ。故に、答えは一つとは限らない。しかし、お偉い先生方は常に答えを一つとして出そうとする。それ故に、他人の説を認めたがらない。


色々な意見を聞く耳も必要だよな。


特に、俺みたいに、一匹狼で生きていく人間は、聞く耳を持っていないと、真実を見失ってしまう。柔軟な対応が必要ってことだ。しかし、揺るぎない一本の芯だけは通っていないと一匹狼では生きていけない。
揺るぎない一本の芯、それは、己を信じる事だ。
意見は聞く。しかし、意見に振り回されないことだ。


偉そうな事を言ってるけど、俺もそれを悟るまでずいぶん時間もかかったし、高い授業料も支払った。
様々な経験から、俺は一匹狼の道を選んだ。


群れを嫌い、権威を嫌う俺には、己を信じ、ぶれない心を持ち、聞く耳は持ち、しかし、他人の意見に振り回されない。常に柔軟に対応できる人間である。


これが一匹狼としての掟かもしれないなあ。


俺はそう思うけどなあ。

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