俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

信義礼を通さない人間は偉そうにして欲しくないね

Facebookで台湾の高砂義勇隊の生き残りの方々を巡って、証言を聞いて回っっているという某団体の代表がその内容をアップしている。
この人、1年ほど前に花蓮にやって来た。その際、俺に案内の依頼があったのだが、「日本教育を受けた人たちにインタビューをしたい」という事で、俺に紹介をして欲しいという要望だった。
俺は自分の知り合いの方々を紹介させてもらった。3日間ほどの行程で、俺なりに知っている人を大勢、紹介させてもらった。


そして、今年。再びそのお偉い方が花蓮に来ると言う連絡があった。しかし、今回は、自分達で台北から通訳と車をチャーターして花蓮を訪問するとの事。まあ、それは構わない。
問題はここからだ。


何と、俺になんの了解もなく、俺が紹介した人達に勝手にアポを取り、訪問している。
何が問題かって。訪問された方は、てっきり俺も一緒だと思っていた。しかし、当日は俺の姿はなく、なおかつ、事前に、俺からの一報もなかったという点なんだよな。
俺が以前に紹介した長老の方と後日、お会いした際に俺も彼らが訪問したことを知った。
長老は「何故、あなたは来なかったのか」「もしあなたが来れないのなら、先に一言、言葉があった方がいい」とお叱りを受けた。
俺も「彼らがまさか皆さんを訪問するとは思っていなかった」と説明。すると長老より「なんと無礼な人間だ。人間関係というのはその人にとっては財産と同じだ。それを無断で侵すことは許されない。日本人がそこまで礼儀を忘れてしまっていたと、残念だ」とp言われた。


それから数か月。別の方に最近お会いする事があった。その方から「あなた、どうしてあんな人とお付き合いしているの。あの人は礼儀知らずで、傲慢で、誠に無礼な人間。日本で何をしているのかは知らないが、いったい、どの様な考えがあって私達を訪問しているのか。」と怒られた。
さらに、「いきなり、日本の歌を歌ってくれと言って、ビデオ撮影していた。思い出しただけでも腹が立つけど、あなたの知人という事だったので我慢したんだよ」とも言われた。
俺はただひたすら平謝りするしかなかった。


日本では色々なところで講演したり、自分の団体で勉強会の様な事をやっており、周りからは「会長」と呼ばれているこの人物。歳も60歳を過ぎた立派な大人だ。


台湾の人達は日本人が思っている以上に人間関係を重んじる。だから、今回も、俺の知人ということで、皆さん、時間を作ってくれ、接待をしてくれた。
しかし、その張本人が、俺には何の挨拶もなく、何の断りもなく、勝手な行動。


今回、長老達が俺に言ってくれたのは「友達は選びなさい。あの人はダメだ。あの人はあなたの信頼を崩し、あなたを利用しているだけ。私達はあたなを我が子のように思っている。だから言いにくいこともはっきりと言うけど、理解してくれるね」
この言葉に救われた気がした。


表向きは立派な事を言って、立派な事を発表している人も、裏の顔がある。
はっきり言って、わずか数日間の現地調査で、判る事など、あくまでも表面的なことばかり。それを、定説のように講演などして欲しくはなく。
人に何かを発言する限り、まずは、己の襟を正し、筋をきちんと通し、信義礼を忘れないで欲しい。


俺はそう思うけどなあ。

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