俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

人間、十人十色の考え方がある

ある人が「自分は夢を持たない。夢を持つから失望もするし、絶望もする」と言った。
まあ、それも一理あるかもしれない。失望したり、絶望することが嫌な人は夢を持たない方が良いのかも知れない。現実のみで生きていく方が良いだろう。でもさ、例え現実のみで生きていても失望したり、絶望したりする事って俺はあると思う。


失望も絶望も、「期待」するから起こり得ること。だったら、期待などしなければいいと思うだろうが、人間は必ずと言っていいほど、期待はしてしまうもの。何故なら、欲があるからだ。欲のない人間など存在しない。
仏門に入った人間は欲がないというが、「欲を捨てたい」という欲があるじゃないか。
人間である以上、欲は必ずあるし、欲があるから期待もする。期待するから夢も見る。
だから、失望や絶望も味わう。


逆に言えば、失望や絶望を味わうからこそ、「今度こそは」と同じ体験をしないように人は成長出来るのじゃないだろうか。


人はそれぞれに考え方がある。前述の人の「自分は夢を持たない。夢を持つから失望もするし、絶望もする」という考えを否定する気は俺には一切ない。
そう思って成長する人もいるだろう。
俺は、夢を追い続けて、日々、成長したいと努力するタイプだ。


色々な人の意見を見聞きして、参考にしていく事は大切だ。


自分と違う考え方の人を否定したり、拒否したりするという事はして欲しくない。
同じ意見同士だけで固まっていては、新しい世界を見る事も出来ないし、成長もない。
真逆の意見を聞くという姿勢も大切だぜ。


まあ、自分と真逆の考え方の人間を好きになれと言っても無理だろう。そこまで聖人になれとは言わない。俺だって、自分と真逆の考え方の人間とは話をしていると疲れるし、時には腹が立つ。だって、絶対に相交わる部分がなのだから。
でも、全面否定したり、拒否せずに、聞くだけは聞く。
最後は「まあ、人間、十人十色の考え方がある」というところに落ち着くが、でも、色々な意見を聞いていると「人間って本当に面白い生き物だなあ」って思うよ。
人間観察する上では楽しい時間でもある。


完璧な人間など存在しない。だから、必ずしも、自分の考え方が完璧だと思わず、自分の考えを押し付けず、しかし、自分を失わず、人の意見に耳を常に傾ける。
そうすれば、新しい発見があるかもしれないぜ。


俺はそう思うけどなあ。

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