俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

女性力を認めることの大切さ

生きるってことは、本当に大変なことだよな。喜怒哀楽色々な事がある。

人間である以上、この喜怒哀楽からは逃げることは出来ない。でも、喜怒哀楽の「怒」「哀」を軽減することは出来る。そのためには、欲を捨てる事だ。欲を持たなければ、怒ったり、哀れんだりする必要がない。しかし、「欲」を捨てるなんてことは出来ない。これもまた、人間だから。結局は、「怒」「哀」からは逃げることが出来ないってことになる。


でもさ、本当に大変な時って、その事を何とかして回避したいと人間は必死になる。だから、大変だという気分を味わっている暇さえない。後で振り返ってみて、「大変だった」と実感する。だから、「今、本当に大変なんだ」と感じている時は、まだまだ余裕があるって事なんだよな。


「大変」って「大きく変化する」と俺は解釈している。この出来事を乗り越えれば、何かが大きく変わっていると思うようにしている。

この世で起こった事には全て意味がある。その意味の答えはすぐには出ない時もある。後になって、その意味の答えがわかる場合もある。それでも構わない。きちんと答えを見つけたんだから。

一番厄介なのは、答えが見えているのに、その答えさえ見つけることが出来ず、独り、悲劇の主人公になっている人だ。


これは、人生のチャンスでも同じ。目の前のチャンスを掴む人、掴もうともがくが、掴み損なってしまう人、そして、目の前にチャンスがあるのに、その事に気付かない人。

この違いは大きいよな。だから生きている間は、しっかりとチャンスが来るのを待ち、掴み取る必要がある。

チャンスを掴む上で大切な事、それはまず、自分を信じる事。そして、自分のパートナーの意見に耳を傾ける事。

結婚しているんだったら、妻の、夫の意見を聞くってことだよな。特に俺達シニア世代以上の男性諸君は、妻の意見に耳を傾ける必要がある。


俺は昔から言い続けている事があって、「人間、男より女の方が偉い。感も鋭く、先を読める。故に、男性は女性の意見に耳を傾けろ」ってね。


まだまだ日本には男尊女卑的な事が多い。家庭でも社会でも。

家庭では「俺は外で稼いでくる。お前は留守の家を守り、しっかり子育てしろ」と当たり前のように言う夫。

会社では「結婚前での腰掛、結婚相手を探しに来ているだけ。だから重要な仕事を任せることは出来ない」と言う幹部。

時代遅れもいいところだよな。


能力に男性も女性もない。俺は女性の直観、感性は非常に大切だと思う。家庭内においても、子供の異変に真っ先に気付くのは母親だ。その母親の話をもっと素直に、もっと真剣に父親は聞くべきだし、共に、考えるべきだと俺は思う。

会社でも同じだ。一昔前までは、会社は男の世界だった。その男の世界で受け継がれている様々な慣習。良きことも悪しきことも含めて、この慣習が受け継がれている。

しかし、昨今、女性の社会進出が増えている。俺はチャンスだと思う。

今までの男の世界だった会社に、新しい、新鮮な空気を運んでくれる。そうなれば、今まで当たり前だったことが、実は、当たり前ではなくなって見える。これが出来るのは女性だけだ。


台湾では以前に書いたが、女性幹部、女子社長は珍しいことではない。実力のある者が上にいく。当然の事だ。しかし、日本ではまだまだそれが当然の事ではない。

だから、テレビなどで、「女性社長」を珍しいとして取り上げたりする。


そう言えば、台湾では女性のタクシー運転手、女性の電車の運転手、女性兵士、女性の警察官・消防士・救命救急士が多い。日本だとすぐに話題になり、新聞や雑誌、テレビで紹介されるだろう。台湾人の友人が日本へ行ったとき、偶然、日本のテレビで「女性初の電車の運転手」の一日という内容の番組を観たそうだ。彼にしてみれば台湾では当たり前の光景が、日本では珍しい話題として取り上げられている事に驚いたそうだ。


女性の力を認めない限り、これからの企業は生き残れないだろう。

さらに、会社内で女性社員と一緒にプロジェクトを始めると、必ずと言っていいほど「あの二人できているんじゃないか。怪しいよな」という低俗極まりない噂が流れる。

これもまた、嘆かわしいことだ。


一方、女性側に対しても俺は一言言いたい。会社内におけるセクハラ。「頑張れよ」と肩に手をかけただけでセクハラと騒ぎ立てる人がいる。

セクハラに必要以上に過敏になり、騒ぎ立てる人に限って、あまり仕事は出来ない人が多いと思う。


俺は、社会勉強を台湾で始めた。だから、握手しての挨拶、ハグしての挨拶は当たり前だと思っていた。しかし、日本で何か一つのプロジェクトが成功した時、喜びで、男女問わずハグし合って喜びを味わおうと自分にとっては当たり前の動作をした。

すると翌日、「あいつは、どさくさに紛れて女性社員に抱きついた」「あいつはもしかするとゲイではないか」などという噂が流れていた。呆れて、怒る気にもなれなかったけどね。

確かに日本にはハグや握手という習慣はない。米つきバッタの様に、何度も何度も頭を下げてという習慣はあっても。

こういった点が、日本って難しいし、ある意味面倒なところだよな。

でも、これがもしも、アメリカ人やヨーロッパン人が同じ事をしたても、誰もそういった噂は流さない。逆に「カッコいい」と思うのかも知れない。これもまた、日本人の変なところだよな。


これからの日本、もっともっと、女性が社会に進出して欲しい。そして、会社経営者も、いい加減に古い頭を捨てて、女性幹部を育てる事に切り替えるべきじゃないかなあ。


家でも、もっともっと妻の意見に耳を傾け、一緒に家族繁栄を目指して欲しいなあ。


女性力を認めた男こそが、本当の男の中の男だと俺は思うぜ!!



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