俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

60年に1回の大型台風が台湾・花蓮に接近中!!

60年に1回と言われている大型台風が花蓮に接近中。

花蓮は昔から、台風には苦しめられてきた場所だ。統治時代、日本人移民村も、何度も台風によって被害を受けてきた。


花蓮の人達は、地震よりも台風を怖がる。花蓮の場合、地震も頻繁に起こるが、震度5ぐらいでは地元の人間は騒がない。

地震発生時、まず、最初に地鳴りが聞こえてくる。その後、揺れるのだが、この地鳴りの大きさで、これから来る地震の大きさが予測できる。

また、これは科学的には立証されていないことだが、花蓮が揺れると、その数日後に必ず、日本でも揺れている。特に、花蓮で震度5以上の強い揺れを感じる地震がくると、日本ではかなり大きな地震となっている。311の時も、先日の熊本地震の時もそうだった。


地震はいつ来るかわからないが、台風は予報が出る。しかし、この予報、あまり当てにはならない。生まれたての台風はとても気まぐれ。急に進路を変えたり、速度を変える。

台湾に上陸する台風は本当に半端じゃない暴風雨をもたらす。

昨年は、路上に止めてあったオートバイが3mほど宙に舞った。

家の窓ガラスも大きく湾曲する。家全体が風によって揺れる。台風が去った後は、風景も変わっている。

海岸山脈と中央山脈との囲まれている花蓮。山のすそ野には、原住民の人達が大勢住んでいる。一昨年も、土石流により、被災する地域もあった。


しかし、台湾の優れているのは、台風が確実に上陸すると予報が出た段階で、県、市、郷、村が連携を取り、さらに、軍隊に出動命令が下り、土石流等々、被災の可能性が高い地域の住民は、事前に、全員が避難させられる。日本の様に、真夜中に避難勧告が出したり、大雨が降りだしてから避難勧告を出したりという、一歩も二歩も遅れた対応ではない。

万が一、予報が外れたとしても、誰も文句を言う人はいない。

この点は流石に、台風慣れしていると思う。


俺も今まで、数多くの台風を台湾で体験しているが、今回の台風はその中でも最大級との事だ。瞬間最大風速73m。想像がつかない。


今から、台風に備えて、12匹の犬達を避難させ、念のために買い出しにも行かないと。


願うのは、被害が最小限であるようにという事だけ。周りに家がない我が家。まともに暴風雨を受ける。正直、今までは台風が来るといってもさほど心配はしなかったが、今回は流石に心配だ。


明日、元気にまた、ブログが書けるように願うしかない。

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