俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

何歳になっても人生はやり直せる!

「この歳で、今さら人生新しくやり直すなんてことは無理だ。」

これって50歳を過ぎたシニア世代なら一度は思った事があるんじゃないかなあ。

確かに、35歳を過ぎると、再就職先を探すにもかなり難しいだろう。今までと同じ待遇で迎え入れてくれるところなんて、そうそうない。


再就職でまず気になるのが給与。例えば、年収800万あったとしよう。しかし、転職した場合、年収が600万になってしまう。この時点でその会社はダメと結論付けてしまう。

子供の教育費、家のローン、生活費で毎月最低限必要なお金が算出される。

だから、再就職先もなかなか見つける事が出来ない。


でもさ、毎月、多額のローンを返済し、自分の昼飯代も削り、妻もパートに出て、夜は妻は電卓片手に家計簿と睨めっこ。夫は飲みたいビールも我慢して。子供は母親から薦めらえてピアノ教室、バレー教室に通い、さらには、進学塾にまで通うし。

持ち家はあるが、夫は通勤に片道2時間。折角の庭も、妻がパートで留守がちなので、気が付けば荒れ放題。「週に一回はここでバーベキューしよう」と話していたウッドデッキもは、数回使用ぐらいで、今は雨ざらしになり、片隅に追いやられているバーベキューセット。夕食はいつも母子家庭状態。夫のいない夕食に慣れてしまっている家族。夫が帰って仕事から来ても、子供達は自分の部屋にこもったまま。夫は一人寂しく夕食。

夕食が終わると、風呂に入り、ベットルームへ直行。

そんな生活が毎週月曜日から金曜日まで続く。週末の休みになると、子供は友達と約束があると出ていき、妻は、掃除、洗濯でバタバタ。夫は居場所がなく、リビングのソファーの上で寝っ転がりながら、新聞やテレビを見て過ごす。

これって、本当に幸せなんだろうか。


「人生をやり直す」ってことは、容易な事ではないだろう。

しかし、容易ではないが、本当に無理なんだろうか?

無理だと決めつけていないかい?やり直した後の生活に不安を感じる。家族のためにも、今の人生をやり直すことは出来ないと思い込んでいないかなあ。


俺は、毎日が人生のやり直しだと思っている。昨日の事は昨日の事。過去のことだ。

今日が昨日と同じなんてことはない。もちろん、今日が明日と同じってこともない。

すなわち、毎日が新しい日。人生やり直しの一日が始まる。


人生をやり直すためには、決断だ必要だ。決断=過去を断ち切り、新たな事を決めると俺は解釈している。決意とは違う。

決断一つで人生はやり直せる。もちろん、家族の同意も必要だ。家族とじっくりと話し合い、今の自分の状況も正直に伝え、自分が本当にやりたい事を家族に告げることが大切。

きっと家族ならば理解してくれる。愛のある家族ならば、きっと理解してくれる。


俺は思うんだ。妻や子供が見たいのは、俺達シニアオジサンが生活が多少苦しくなっても、活き活きと頑張っている後姿だと。

疲れ、ボロボロになっても戦い続けているオヤジの後姿は見たくないと思うよ。


幾つになっても人生はやり直せる。自分の気持ち一つで、人生、幸せになれると俺は信じている。


×

非ログインユーザーとして返信する