俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

あなたは今の仕事に、自信と誇りを持っていますか?

参議院選挙が終わり、今は、東京都知事選挙の真っ最中。

テレビでもSNS上でもこの話題が多い。俺は東京都民ではないので直接関係はないが、やはり日本の首都の知事だけに、どうなるのかは気になるところだ。


ところで、SNS上では、自分が支持している候補者の事よりも、その対抗馬となる候補者の事について色々な意見が飛び交っている。

相手方を批判するのも選挙戦略の一つかもしれないが、それよりも、「何故、自分はこの人を支持するのか」を知りたい。

毎回、選挙を見ていて感じるのは、各候補者の政策というものが今一つわからず、批判合戦ばかりが目立つ様に感じるのは俺だけだろうか。


「誰が知事になろうと、誰が総理大臣になろうと、あまり変わりはない」という声も聞く。

まあ、国民が政治に興味を持たなくなってしまったのは、政治家の責任だろうな。

今の政治家の中で、本気で日本国のために働いている政治家って何人いるんだろうなあ。


政治家もそうだが、会社経営者も、どれだけの人が本気で消費者の事を考えているのだろう。大企業から中小企業まで、様々な業種があるが、その規模は違っても、最終的には直接的、間接的に消費者という同じターゲットがそこにある。

会社である以上、利益を生み出さなければならないのは当然だ。しかし、利益ばかりを追いかけていると、視点が変わってしまい、会社のためになる製品、商品を色々とこじつけて消費者に届けているという結果になる。その結果、消費者は、身の危険に遭遇することもある。


誰のために働いているのか。もちろん、家族のためであり、自分のために働いている。これは当たり前のことだ。そうではなく、誰のために、何のために、自分は働いているのだろう。会社の業績を上げるため。部署の目標を達成するため。それが全て、給与やボーナスとして跳ね返ってくる。

利益を上げるために、消費者を裏切るような行為をする会社もあるよな。

産地偽装とかデーターの改ざんとか賞味期限の偽装とか成分偽装とか。数え上げればきりがないほど、会社が消費者を裏切った事件ってあるよな。

俺はこういった事件を見るたびに思うんだよ。働く時、家族の顔を思い浮かべて仕事してるのか!!ってね。

だってさ、自分の妻や子供が、もしも被害者になったらどう思う。自分の会社の製品、商品で、家族が命の危険にさらされたらどう思う。


もしも俺が今、日本で自分の会社を経営するとしたら、俺は社員全員に、「自分にとって一番大切な人の写真をデスクに飾れ」とね。

特に、経営者にはそうしてもらいたい。何かを決断する際、その写真を見て、「本当にこれでいいのか」と考えて欲しい。


全く関係のないような話をするけど、神風特攻隊の隊員達は、敵艦に向けて急降下する際、「天皇陛下万歳」といって敵艦に突っ込んでいった人などほとんどいない。

彼らの最後の言葉は「お父さん、お母さん」或いは妻の名、婚約者の名を叫びながら突っ込んでいった。

彼らの遺書には必ず、両親の事、兄弟の事が記されている。そして、自分がこの道を選んだのは、一番大切な人の命を守るためであるという内容が記されている。

自分が一番大切に思う人が敵国によって殺されないようにするために、自分は命を捧げるというものだ。


仕事という戦場で戦ってるシニア世代のオジサン、オバサン、俺達も大切な人を危険にさらさないように、本当に消費者の事を考えた製品、商品を提供していこうぜ。

目先の利益だけに走り、一番守らなければならない「お客様」を裏切るようなバカな真似だけはやめようぜ。


子供や孫に、自信を持って、誇りを持って「これはお父さん(おじいさん)の会社の製品だよ」って言えるようにしよう。政治家も企業家も会社員もバイト、パートさんも、みんなが、自信と誇りをもって紹介できる、そういった仕事をして欲しい。


今の自分の仕事に自信と誇りが持てないのなら、今すぐ、身を引くべきだね。

もちろん、この自信も誇りも、誰が見てもそうだと認めてもらえなければ意味がないよ。

単なる、自信過剰、自慢屋では困る。


今日はなんだか少しお堅い話になったかなあ。まあ、たまにはいいでしょう。


もう一度だけ、「自信と誇りをもてる仕事をしようぜ!!」

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