俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

オヤジ達、奥さんは世界一の宝石の様に輝いているかい?

最近の花蓮は、梅雨も明け、夏本番。昼過ぎにはお決まりのスコール。一雨降って涼しくなると思うかも知れないがとんでもない。暑さは続くよどこまでも!!


ところで、シニア世代のオジサン達よ。夫婦の会話ってあるかい?

昔、同僚が話していたけど、「朝起きて家を出て、仕事終わって一杯飲んで、家に帰って寝るまでに嫁と交わした言葉は「うん」だけ」これって寂しい話だよな。


そもそも、仕事帰りに何故、一杯飲んで帰らないといけないの?酒が飲めない俺には理解不能。仕事終われば、さっさと家に帰ればいいのに。

そう言えばその同僚がこんな事も言ってたね。「たまに早く家に帰ると、嫁が「何かあったの」とか「今日は珍しいわね」なんて嫌味言うんだよな」って。

嫌味言う嫁も嫁だけど、言わせているお前さんの方に責任があるんじゃないのと俺は思ったね。


先にも述べた様に、俺は酒は嫌いだ。そりゃ若い頃は若さに任せてかなり無理して飲んでいた時期もあった。特に、台湾では酒の席も重要な仕事の場という考えがあるからね。でも、それも一昔前の話。今では、昔の様に派手な飲み方をする連中も減ったし、特に、今の台湾人は健康には日本人以上に気を付けている人(健康オタク)が急増しているからね。

まあ、そんな事も知らず、未だに「台湾で仕事を成功させたいなら、酒が飲めないとダメだ」なんて、時代遅れの事を知ったかぶりして話している台湾オタクもいるようだけどね。


サラリーマン時代、先輩に誘われて何度か嫌々ながらも酒の席に参加したこともあった。当時俺はまだ30代後半。先輩は丁度、今の俺と同年代のシニアオジサン。

酒の量が増えてくると決まって説教が始まり、そして最後は、会社への不満、上司への不満大会が始まる。俺、こういうの大の苦手。いや、大嫌い。

最初の内は苦笑いしながら聞いているが、だんだんイラついてくる。そして最後は「先輩、そんなに会社や上司に不満あるなら、会社辞めたら」と言ってしまう。

この一言が導火線に火をつけてしまう。自爆だよな(笑)。


酒って適量がいい。何度も言うが、俺は酒は飲めない。厳密にいうと、外では飲まない。他人とは飲まない。飲むなら家で、妻と一緒に、美味い酒を飲みたい。

食後に妻と二人、家の屋上に上がり、そこで満天の星空の下、赤ワインをのーんびりと飲む。

聞こえてくるのは虫の声だけ。明かりは月と星の灯だけ。そこで、妻と時間を忘れて色々な話をするのが俺の楽しみ。


俺が唯一、正直になれるのは妻の前だけ。自分の弱さをさらけ出せるのも妻の前だけ。

妻も俺の話をちゃんと聞いてくれる。実現可能か、不可能かわからないような俺の夢物語にもちゃんと耳を傾けてくれる。そして、自分の意見も出してくれる。

この世で一番愛する女性と一緒に過ごせる時間。最高の時間だ。


56年生きて来て、酒で人生を棒に振った連中も大勢見て来た。酒は適量がいいよな。


俺と同年代のオジサン達よ、最近、妻に自分の夢を語った事あるかい?

この歳になると夢なんてないという人もいるようだけど、夢を持たなくなったら男としては終わりだぜ。夢は持ち続けようぜ。そして、大いに夢は語ろうぜ。

ただし、夢を語る相手は妻。他人には語らない方がいい。バカにされるか(これも悲しいことだが)、上手くその夢を利用してやろうという悪党がいる。

夢ってさ、持ち続け、念じ続けていれば、実現することだったある。

出来れば、夫婦で同じ夢を持ち続ける事が出来れば最高だよな。

女性は現実主義だと言われるが、だからこそ、妻に自分の夢を語るんだよ。真剣に夢を語れば、その夢に一歩でも近づけるためにどうすればいいかを、女性はきちんと考える。

そう、男ってのはいつまで経っても子供。


旦那が夢を語りだした時は、お願いだから最後まで聞いてやって欲しい。鼻で笑ってバカにするんじゃなくて、真剣にその夢を聞いてやってくれ。

そして、その夢に一緒に乗ってやって欲しい。それが出来るのは妻だけだから。


毎年、沢山の日本からのお客様をご案内している俺。夫婦で観光に来る人も多い。

でもさ、車中では夫婦の会話がほとんどなく、妻が何かを話しても、旦那はまともに答えていない。旦那が何か言っても、妻は無視。多いよ、こういった夫婦。

何のために夫婦で観光しているの?って思うよね。

「夫婦の時間を楽しめよお前ら!!」って言いたくなるよな。


最近多いのは、旦那には何の発言権も決定権もないという夫婦。旦那は単なる荷物持ち、カメラマン。子連れの場合も、母と子の会話はあっても、父と子の会話はほとんどない。

子供までもが父親を無視っていう家族もある。

正直、こういった家族連れに出会うと、悲しくなるよ。

俺はこういった家族連れ、夫婦連れのお客様に出会った時は、予定外のコースを提案する。しかも、旦那に対して。行くか行かないかを決めてもらう。

そこで、旦那がどう反応するかだ。まあ、大抵は間髪入れず妻がしゃしゃり出てくる。

そして、結局は妻が全てを決める。旦那は黙ったまま。


一方、その逆で、旦那が全て仕切るというケースもある。妻は旦那の決めたことに黙って従っているだけというケース。これはこれで嫌だね。

お土産を買いたいというから、お店に連れて行っても、妻が「これいいわね」と手にした商品をまともに見ることもなく「あー、そんなの要らない」の一言で終わる旦那。

旅行に来てるんだぜ。楽しい旅行に。

例えばさ、花蓮だったら石が有名だよな。ヒスイやらバラ石やらが安価で購入出来る。

だったら、旅の記念に妻に、ネックレスかイヤリングかブレスぐらいは買ってやれよ。

妻が真剣な眼差しで見ている品物をさりげなく店員に言って出してもらい、それを、旦那自らが妻につけてやれよ。そして、似合っているなら買ってやれよ。

きっと妻の笑顔は、ヒスイやバラ石よりもはるかに美しく輝くはずだぜ。


そうだ!同年代のシニアオヤジ、妻にちゃんと「ありがとう」っていってるかい?

さりげない日常生活の中でも、旦那が妻に「ありがとう」って言うべき場面は多い。

どちらかと言えば、日常生活上では、妻が旦那に「ありがとう」という場面よりも、旦那が妻に「ありがとう」っていう場面の方が多いと思う。

感謝の気持ちは言葉に出さないと伝わらない。簡単なことじゃないか。お茶を入れてくれたら「ありがとう」だ。だってそうだろう。妻は俺たちのために、わざわざお茶を入れてくれたんだぜ。自分でも出来るはずの事を、妻がやってくれた。だったら「ありがとう」だろう。子供の時にそう教わったよな。

恋人同士の期間は「ありがとう」を連呼していたはずだぜ。忘れちゃいけない。感謝の言葉。とても大切な事だ。子供は見てるよ。常に見てるよ。


妻を世界一の宝石のように輝かせる事が出来るのは、夫の愛だけ。その事を忘れないで欲しい。

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