俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

国際交流、大切なのは次の一歩に繋がる提案を持参すること

俺のやるべきリストにアップされている内容は、


①花蓮の魅力を日本へ発信する
②日本統治時代の花蓮におけるもう一つの日本の歴史研究
③花蓮の歴史、観光スポット等々、花蓮に関する本の執筆
④日本と花蓮の国際交流の橋渡し
⑤湾生の方々のお里帰りのサポート
⑥台湾日本人移民慰霊碑の建立


①②③④⑤は現在進行形。⑥は実現に向けて日々努力中だ。


上記六つの中で、最も難しいのが、日本と花蓮の国際交流の橋渡し。
何が難しいかと言えば、最初の交流は双方の予定さえ都合付けば実現は出来る。しかし、次の一歩が大変だ。今までに、台湾を訪問した数多くの日本の行政、団体があるが、実際、その後も交流を続けているのは数えるほどしかない。
なかなか第二歩目というのが進まない。
台湾人は日本からの来訪に関してはいつも歓迎はしてくれる。そして、何かを期待している。その期待とは、次へとつながる何かだ。しかし、多くの場合、日本から訪れる行政や団体は、最初の一歩はあくまでも表敬訪問程度にしか考えておらず、第二歩目に繋がる具体的な提案は持って来ていない。俺も橋渡し役として、次につながる何かを導き出すために誘導していくが、肝心な部分になると、「その件は持ちかえって検討してみます」という返事。その後は予想がつくと思うが、結論なしのまま。
第二歩に繋がるアクションもなにもないまま、「あの訪問は一体何だったのだろうか」という事が多い。


俺が今進めている交際交流は、福井県美浜町と花蓮縣鳳林鎮との国際交流。最初は町長が鎮長を表敬訪問した。それから約半年が経って、美浜町のある団体が鳳林を訪問。地元の各種産業界の人達と意見交換を行い、その後、美浜町の団体がイベントを開催してくれた。これは大きな、大きな第二歩目となった。
国際交流であるが故に、そうそうお互いの間を行き来することは難しいが、二歩目を踏み出してくれたおかげで、次の一歩が進めやすくなった。


また、来月には、和歌山県田辺市のある団体が鳳林を訪問する予定になっている。民間団体であるが故に、今後の発展が大きく期待できるとろである。


音楽交流、イベント交流、交換留学生、学生のホームステイ等々、民間力を発揮すれば、実現可能なことが盛りだくさんだ。
もちろん、行政のバックアップがあればさらに良いことだと思う。


若者達に海外を知ってもらう機会を与える事が我々大人達の責務だと俺は思う。
国際交流のチャンスが巡って来たならば、しっかりとそれを掴み、話さない様にして欲しい。そのためにも、単なる表敬訪問で終わらせるのではなく、必ず、具体的な次の一歩に繋がる提案を持ってくることだよ。


俺はそう思うけどなあ。


×

非ログインユーザーとして返信する