俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

花蓮って知ってる?最高の場所だよ~!

皆さんは、花蓮ってどこにあるかご存知ですか?

台湾で有名な場所は、台北、台中、台南、高雄、日月潭、阿里山などですよね。

今挙げたところは台湾の西部。台湾新幹線が走っている方です(阿里山は台中からバス)。ではでは、花蓮は・・・・、台湾東部、太平洋側にあります。


花蓮で最も有名な観光地は「タロコ(太魯閣)渓谷」。後は・・・・・???

でしょうねえ。日本のテレビで紹介される花蓮の観光地と言えば、太魯閣渓谷ぐらいですからね。でも、花蓮には私たち日本人にとっては一番縁の深い場所なのです。

日本が台湾を統治していた時代、台湾で最初の日本人移民村が出来たのは、花蓮なのです。時は1904年、賀田金三郎氏率いる賀田組が、台湾で初めての日本人移民村「賀田村」を開村しました。その後、1910年に国営第一号となる吉野村が開村しました。


花蓮には数多くの日本時代の建造物が残されており、地元の人達によって、復元されたものや、残念ながら朽ちていくのを待つだけという状態のものまで、数え切れないほどの日本時代の歴史が眠っている場所なのです。

しかし、とても残念な事なのですが、そのことを知る日本人はほとんどいない。

歴史に興味がある、ないを問わず、一度は見ておいて欲しい。

各場所には思わず涙する秘話、思わず笑ってしまう秘話がある。その秘話を知るガイドも、はっきり言って俺ぐらい。自慢しているのではない。やはり、俺は日本人。だから、同じ日本人の先人達のことを知りたいという思いは、地元の台湾人ガイドよりも強い。

だから、自分の足で現地を歩き、高齢者の方々とお会いし、インタビューし、そこから数々の秘話を聞いた。


花蓮には、歴史以外にも、魅力がいっぱいだ。何といっても、自然が豊か。マリンブルーの太平洋。綠深き山々。透明度抜群の川。しかし、それを知る日本人は少ない。


よく聞く話だが、「以前、花蓮観光のツアーに申し込み、太魯閣渓谷へ行った。しかし、太魯閣渓谷はほとんどバスの中からの見学で、昼からは、退屈な大理石工場の見学に、下手くそな原住民の踊りを見せられ、まずい昼飯を食わされ、挙句の果てには、お土産屋に缶詰状態となり、欲しくもない、大理石のアクセサリーを無理やり買わされた」と言う。


俺はお土産屋には一切、立ち寄らない。お客様から要望があればお連れするが、その場合も、安心出来て、信頼できるお店にしかお連れしない。


花蓮はガイドに対してのお土産屋、レストランからのバックマージンが凄い。30%も貰える。だから、ガイドとしては、何とかお客様に買ってもらおうと、高いメニューを頼んでもらおうと必死になる。

当然、お店側も、ガイドにマージンを渡さなければならないので、品質落として、価格は高く、食材は安く、料金高くになる。

俺もこの仕事を始めたころは、(当時は、台湾人客、中国人客のみ)マージン欲しさでそういったシステムのあるお店に連れて行った。

しかし、日本人観光客のみと決めた時点で、本物のお店を探し、利用するようになった。

「本物のお店」、すなわち、お土産ならば、品質が良く、本物のみのお店。食事ならば、食材が新鮮で、美味しいお店。何故、そのようにしたかと言えば、やはり、信用が大切だからだ。わざわざ日本から花蓮まで来てくださった限り、楽しい思い出のみで帰って欲しいじゃないか。だったら、全てを本物にしなければ楽しい思い出にはならない。

スポットごとのガイド内容も本物、食事も本物、お土産も本物。すべてが隠し事なしの、本物であるからこそ、お客様に楽しい思い出を作って頂けると俺は信じている。


花蓮におけるもう一つの日本の歴史については、俺は、絶対的な自信を持っている。

自画自賛するのは嫌いだが、この点についてだけは許して欲しい。

俺は、徹底的に調査をした。今も続けている。新しい歴史の生き証人の方々とお会いする度に、新たな発見がある。驚きの発見がある。感動の発見がある。

それをご案内するお客様にすべてお伝えさせて頂くようにしている。

だから、ガイドブックや市販されている本には掲載されていない、様々な秘話がある。

まあ、逆に言えば、俺は花蓮のことしか知らない。西部の歴史については興味がない。


以前、電子書籍で花蓮の観光ガイドを書いたことがある。それを読んで、俺の考えた「花蓮歴史街道の旅」を真似している人がいると聞いた。

真似したければすればいい。申し訳ないが、俺は常に研究を続けているので、あのガイドブックを書いた頃よりも多くの情報を手に入れている。

真似は所詮、真似でしかない。中身のない薄っぺらい案内しかできない。


俺、本気で日本人観光客を花蓮に誘致したいと考えている。だから、宿泊地についても、安心できるお宿を探した。と、同時に、自分でもお宿を始めた。

台湾ではホテル以外に、民宿がある。しかし、この民宿は、日本の民宿とは全く違う。

お部屋もホテル並みに洗練されおり、下手なホテルに泊まるよりもきれいで、衛生的で、しかも、値段が安い。

台湾では部屋数によって、民宿、旅館、酒店、大飯店と名前が変わる。

宿泊代金を安くしたいと思われる場合は、民宿がお薦めだ。日本人の奥さんと日本語ペラペラの台湾人のご夫婦が営まれている民宿が花蓮駅の近くにある。ご夫婦は大変仲が良く、明るく、可愛いご夫婦。彼らの笑顔がお客様を和やかにさせてくれる。


一方、花蓮の別荘地とも言われる雲山水というところで、各お部屋に露天風呂がある高級民宿もある。お部屋はヴィレッジ風になっている。ここも最高に癒される場所です。


俺の営む民宿は、部屋数は4部屋。内、1室は日本人専用のお部屋。室内にはヒノキ風呂を用意させて頂いている。また、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープは日本製のものを使用。女性用、男性用とある。


何だか今日のブログは花蓮観光の宣伝になってしまったかなあ。まあ、いいか。

こんな機会がないと、なかなか花蓮の事は語れないからね。


そうそう、最後に、今の太魯閣渓谷は危険だよ。観光バスよりも大きい岩が落ちてくる。

直撃すれば、車は原型を留めない。現に、そのような事故が発生している。毎年、落石(俺から言わせれば、落石なんて可愛いものじゃなく、落岩と呼んでいる)によって、多数の死傷者が出ている。今年に入って、既に、数名が亡くなっている。

日本では一切、報道されていない事。

だから、俺は昨年の5月以降、太魯閣渓谷観光は全面中止にした。死にたくないからね。


ついでに、もう一つ、「台湾鉄道の花蓮行きの切符は取れない」という噂、満更、嘘ではない。しかし、台湾鉄道のホームページから予約受付開始と同時に、予約を入れれば、大体は大丈夫だ。少し大げさに噂が広まっているようなので、念のために。


まだ間に合う。今年の夏休みは是非、花蓮へお越しください。


お宿の相談、観光の相談、無料でやっています。

いつでも俺にお問い合わせください。待ってるよ~!!

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