俺は今、「花蓮歴史の生き証人」と題した本を執筆するために取材を続けている。 これは、日本統治時代、花蓮の地で生きた人々に直接お会いして、インタビューをさせてもらい、それを取りまとめたものだ。 完成予定は何時になるかは判らない。しかし、今のうちにインタビューを続けなければ、後数年もすれば、貴重なお話... 続きをみる
2017年5月のブログ記事
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人間、一度発した発言を撤回するのは容易な事ではない。 その発言によって傷つき、時には、生命の危険にまで晒してしまうこともある。 自分の発する発言に責任を持たない人間が最近は急増している様に感じる。 特に日本では発言に対し傷つけられた名誉棄損、名誉の回復方法という点についての 非常に遅れている。 S... 続きをみる
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ここしばらくは出張のため執筆できませんでした。 今回の出張、花蓮で生まれ、花蓮で育った、湾生と呼ばれる方々をご案内し、台湾一周をしてきた。 今回の湾生の方、93歳と83歳の方々4名。しかし、とても93歳、83歳には見えない、元気な方々だった。 しかも、皆さんお洒落だった。女性は何歳になってもお洒落... 続きをみる
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18年前の今日、俺の母は息を引き取った。62歳だった。 母親の死は男にとっては本当に辛いものだ。平成3年に父が亡くなった。その時もショックが大きかったが「これからは俺が母を支えてやらなければならない」という気持ちがあった。 俺の両親は本当に仲が良かった。俺が憧れる夫婦だった。父が亡くなった時「これ... 続きをみる
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人の生命には限りがある。しかし、知恵の生命は永遠だ。 俺達が生きていく上で、知識だけは生きていけない。その知識に命を吹き込む知恵が必要となる。そして、この知恵は未来永劫、受け継がれていく。 会社ならば、危機を迎えた時、困難にぶつかった時、それを乗り越えるための知恵がある。リスク回避をする知恵がある... 続きをみる
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Facebookで台湾の高砂義勇隊の生き残りの方々を巡って、証言を聞いて回っっているという某団体の代表がその内容をアップしている。 この人、1年ほど前に花蓮にやって来た。その際、俺に案内の依頼があったのだが、「日本教育を受けた人たちにインタビューをしたい」という事で、俺に紹介をして欲しいという要望... 続きをみる
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ある人が「自分は夢を持たない。夢を持つから失望もするし、絶望もする」と言った。 まあ、それも一理あるかもしれない。失望したり、絶望することが嫌な人は夢を持たない方が良いのかも知れない。現実のみで生きていく方が良いだろう。でもさ、例え現実のみで生きていても失望したり、絶望したりする事って俺はあると思... 続きをみる
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あなたは何のために働いているのでしょうか? お金のため?生活を維持するため?出世のため?すべて正解でしょう。 では、質問を変えて、あなたは誰のために働いているのでしょうか? 家族のため?愛する人のため?自分のため?会社のため?これまたすべてが正解でしょう。 さらに質問を変えて、あなたは楽しく仕事を... 続きをみる
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昭和20年8月15日、日本敗戦の日。大都会東京、大阪、名古屋等々は焼け野原になった。広島、長崎は原爆で壊滅的な被害を受けた。 人々は正に、地獄のどん底に叩き落された気分になったはずだ。 では、何故、戦後わずか30年ほどで日本は経済大国と呼ばれるまでに成長したのだろう。 それは人々が年齢に関係なく「... 続きをみる
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恥をかいて人は成長するが、それには、恥を受け入れる環境が大切だ
台湾人や中国人は面子を重んじる。自分の面子を潰された時には、狂ったように怒り出す。そうなると誰にも止める事は出来ない。 日本人もどちらかと言うと、面子を重んじるよな。「顔に泥を塗られる」というのがその現れだろうなあ。 まあ、自分の面子を大切にすることは良いことだが、その面子を過大評価し過ぎてはいけ... 続きをみる
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台湾各地に「日本人会」という組織がある。しかし俺は加入していない。 台湾に関する様々な会や団体があるが、俺は一切加入していない。 俺は群れるのが好きじゃない。 この性格はサラリーマン時代からもそうだった。社長派、会長派、支店長派、部長派等々、色々な派閥があったが、俺は常にどこにも属していなかった。... 続きをみる
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成功することが幸せなのか、幸せだから成功なのか。一見、どちらも同じように感じるが実は大きな違いがある。 成功することが幸せだと思っている人には、永遠に幸せは訪れないだろうなあ。 何故ならば、成功という定義が明確ではないし、例え、「この地点に到着すれば成功だ」と思っていても、人間には欲があるから、そ... 続きをみる