俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

人間同士として互いに聞く耳を持つことが大切。

新型コロナウィルスによって、色々な変化、進化があったよな。
特に驚くのが、オンラインミーティングの普及。まあ、本当に数多くのオンラインミーティングがあるよなあ。
早朝から深夜まで、その内容も様々。
老いも若きも、オンラインミーティング。日本ではzoomが主流のようだね。


ちなみに台湾では、政府機関、学校ではzoomは使用禁止。一般にも使用を控えるように言われている。セキュリティーの問題。
だから俺も、zoomではなく、Google meetで週に一回、台湾・日本國際交流会というのを、政府と合同主催で開催している。


俺もいくつかの日本のミーティングというのに参加したのだが、そこで気になる言葉を耳にした。「若者の意見を尊重」「大人は若者の認め、若者の意見を否定してはいけない」「大人の自慢話、説教は不要」等々、要は、若者、若者と若者を中心として、大人は意見するなと言わんばかりの圧を感じる事が多かった。


確かに、若者はこれからの未来を背負っていく、重要な立場の人達だし、若者を意見に耳を傾ける事は非常に大切だと思う。
ただ、だからと言って、若者の機嫌を取る様な言動はどうだろうか。


俺たちにも若い時代はあった。若い時に、意見しても、大人達からの見えない壁で押し返されたり、乗り越えることが出来ず、押しつぶされそうになった時もあった。
「大人は理不尽だ」と思った時のあった。
「大人達は直ぐに、お前たちには経験がないからと言って、チャレンジさせてくれない」と不満を持った時もあった。


今自分が大人になって、若者の壁になろうとは思わない。若者の意見をただただ、経験不足ということだけで、潰そうとは思わない。聞く耳は持っている。


大切なことは、互いが互いをまずは認め合うという事ではないだろうか。
どちらか一方を否定的にとらえるのではなく、まずは、認め合う。
若者は自分の意見を述べるときは、起承転結をきちんと組み立てて、可能な限り、横文字を使わず、日本語を使って意見を述べる。
大人は、自慢話はせず、自分の経験を述べるときは端的に、要点をしっかりと整理し、短い言葉で話すようにする。
確かに、今までの経験上、どう考えても無理な事はあるかもしれない。でも、それを、無理だと決めつけた、結論ありきで話すのではなく、何故、今までは無理だったのか、もう全く、可能性はないのかを、徹底的に分析し、議論することだ。


「老害」などという言葉をだれが考え出したのかは知らないが、俺はこの言葉が大嫌いだ。
確かに困った人は居る。でも、それを「害」と呼ぶのは如何なものだろうか。
そこには、まったく、尊敬の念がない。


若者だとか、大人だとか、老人だとか、関係なく、人間同士として、まずは、相手を敬い、尊むことが大切だと思うな。そうすれば、相手の話を聞くことが出来ると俺は思うな。

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