俺の独り言(シニア男の本音トーク)のブログ

台湾東部、花蓮に家族で移住したシニア世代に突入した中年男の本音トーク。同年代に送り届けたい独り言。若い世代に残したい独り言。

旅行社は言わない、タロコ(太魯閣)渓谷の現状

今回は、花蓮の人気観光スポットでもあるタロコ渓谷について書くことにしよう。
何故ならば、タロコ渓谷に関する情報があまりにも日本人には正しく伝わっていないからだ。
今のタロコ渓谷観光は、危険を覚悟で行って欲しい。覚悟出来ないのならば、行くべきではない。俺は、危険を覚悟なんて出来ないし、お客様を危険にさらすことは出来ないから絶対に行かない。


実は、日本では全く報道されていないが、昨年、今年と、落石事故によって大勢の死傷者が出ている。落石と言っても、コロコロ石ころが転がってくるような可愛いレベルではない。
何十トンという観光バスよりも大きな岩が、いきなり落ちてくる。車に直撃して、原型を留めない車。もちろん、全員が即死だ。観光バスにも直撃。乗客が即死した。
また、この岩は大理石で出来ているので、落下して道路に激突した瞬間、爆弾の様に破裂する。破片は鋭利な刃物の様になっており、その破片が首や顔に刺さり、死傷する。


では、いつ頃が一番、落石が多いかだが、365日、24時間、いつでもその危険性はある。
あえて言うならば、大雨の後や、地震があった後だが、観光当日が晴れていたら、観光客は気付かない。
大小の地震など、花蓮ではほぼ毎日発生しているし、雨も、高い山の頂上では常にスコールなどが発生している。
要するに、何時、何処でか、どの程度の規模の落石が発生するかなど、誰にも予想は出来ないのだ。落石事故に巻き込まれるか、巻き込まれないか、まさに、ロシアンルーレットと同じってことだ。


俺はいつも言う。「死にたければタロコへ行けばいい。」「金儲けのために命をかけるならタロコへ行けばいい」とね。
でも、何も知らない観光客を道連れにするなって言いたい。


政府にしても、旅行社にしても、タロコ渓谷観光はドル箱だ。だから、誰も本当の事は言わない。何の根拠もない「大丈夫」をバカの一つ覚えの様に繰り返しているだけ。


花蓮でタロコ渓谷観光がダメだったら、花蓮なんかに行く必要性がないなんて悲しい事は言わないで欲しい。
花蓮には日本人が全く知らない、大自然、歴史、文化、民族、習慣等々がたくさんある。
まあ、これは、来年二月に俺が出版する本を買ってくれたらわかるよ。(ちゃっかり、営業宣伝しちゃったかなあ)


とにかく、タロコ渓谷へは行くな。思っているほど感動する場所でもない。確かに、日本では見れない景色もあるが、それは花蓮の他の場所でも見る事が出来るから。


さて、この事がどれだけの人に知ってもらえるか。俺のこのブログがどこまで拡散するかはわからないが、一人でも多くの日本人に知って欲しい。そして、安全で楽しい花蓮の旅をして欲しい。

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